「お気に入りの有線スピーカーやヘッドホンを、もう一度ワイヤレスで使いたい」──そんな思いで購入した JPRiDE JPT1 を、自宅で 約4年(2022年〜2026年) 使い続けてきました。
先に結論を言うと、「Bluetoothレシーバー専用機」として使うなら、いまでも十分に買い」です。逆に「送信と受信を頻繁に切り替えたい」用途には向きません。
この記事では、約4年使って分かった JPT1 の良いところ・気になるところ、合う人と合わない人、そして類似製品 Anker Soundsync A3341 / TaoTronics TT-BA09 Pro / Creative BT-W3 との比較までまとめました。
\有線機器をBluetooth接続/
この製品を一言で
「有線スピーカー/ヘッドホンを“復活”させるための、小さくて手堅い Bluetoothレシーバー&トランスミッター」
派手さはありません。最新コーデックの LDAC や aptX Adaptive にも対応していません。それでも、A2DP の基本機能を 2台同時接続・バッテリー13時間・約3,000円台 という条件で押さえている、価格帯の定番モデルです。

外箱|梱包内容
ダンボール感、満載の外箱です。バーコード付きの【メーカー正規品】と書かれたステッカーが貼られています。安心感がありますね。


- JPT1 本体
- 説明書(日本語)
- 充電ケーブル(Micro-USB)
- 3.5mm ステレオケーブル(AUX端子用ミニプラグ)
- ステレオケーブル(RCA端子用)
- アフターフォローや補償についての用紙

JPRiDE JPT1 スペック表
| 項目 | 値 |
|---|---|
| メーカー | JPRiDE(株式会社エムピートレーディング/日本) |
| 型番 | JPT1 |
| 発売 | 2016年(ロングセラーモデル) |
| 実勢価格 | 約 ¥3,280〜¥3,980(2026年5月時点) |
| 接続端子 | 3.5mmステレオミニプラグ/RCA |
| Bluetooth | |
| 動作モード | 送信(TX)/受信(RX)切替式 |
| 対応コーデック | 送信:aptX/aptX LL/SBC / 受信:AAC/SBC |
| 対応プロファイル | A2DP のみ(通話・マイクは不可) |
| 同時接続 | 2台 |
| ペアリング登録 | 送信モード4台/受信モード8台 |
| バッテリー | 250mAh/送信約13時間・受信約12時間 |
| 充電 | |
| サイズ/重量 | 43.8 × 43.8 × 12.4mm/18g |
| 付属品 | 3.5mmケーブル・RCAケーブル・USB-Cケーブル・日本語説明書 |
| 保証 | 1年間(30日間返品無料) |
使用シーンと使用期間
私の使い方は 「受信(RX)モード専用」 です。
- スマホ/PC → JPT1 → SONY Celebrity(古いラジカセ) で音楽再生
- 自宅の作業用デスクで平日は 2〜6時間ほど稼働
- 2022年7月の購入から約3年10ヶ月、一度も故障なし で動いています
バッテリーは購入当初に比べて劣化していると思われますが、充電しながら使用できるため、デスクに置きっぱなしで使う分には実質的にバッテリー寿命を気にする必要はありません。

良いところ
小さくて軽い、置き場所を選ばない
サイズは 43.8 × 43.8mm、重量18g。100円玉と並べると、ひと回り大きいくらいです。デスクの端、テレビ裏のすき間、車のドリンクホルダー脇……どこに置いても邪魔になりません。


グラントポケットに入れても気にならないサイズです。
トランスミッターとレシーバーの1台2役
スイッチ1つで 送信モード(TX)/受信モード(RX) を切り替えられます。
- TXモード:テレビ・PC・コンポなどの音声を、Bluetoothイヤホンへ飛ばす
- RXモード:スマホ・PC の音を、有線スピーカー/ヘッドホンで受ける
ただし、モードを切り替えるとペアリング情報がリセット されます(後述)。私は「受信専用」として運用しているのでストレスはありません。

2台同時接続できる
送信モードなら、2台のBluetoothイヤホンへ同時に音を飛ばせます。
- 深夜にパートナーと2人で映画を見る
- ライブ映像をヘッドホンで共有する
こういう用途では本当に便利。Bluetoothイヤホンは原則「1接続 = 1音源」なので、これを1台で解決できるのは大きいです。
付属品が充実、買ってすぐ使える
3.5mmケーブル、RCAケーブル、USB充電ケーブル、日本語説明書、ぜんぶ箱の中に揃っています。本体を取り出して、ケーブルをつないで、ペアリングするだけ。
唯一注意したいのは 充電アダプターは別売り という点ですが、スマホ用のUSB-Aアダプターを流用すればOKです。
アダプターが用意できい場合は、充電アダプターを購入、またはパソコンから充電しましょう。
\充電アダプターは別途必要/
日本語の説明書が丁寧
中華系の格安レシーバーだと、説明書が直訳・図解少なめ・誤字あり、というのがよくあります。
JPT1 の説明書は モード別の手順、ペアリング方法、トラブル時の対処 まで日本語でちゃんと書かれていて、安心感があります。
JPT1 日本語説明書(PDF)はメーカーが公開しています。
JPRiDE正規店なら定価で買える
Amazon/楽天市場 いずれにも JPRiDE 正規店が出店しています。
楽天やYahooショッピングの転売系ショップで定価より高く出ていることがあるので、必ず正規店から買うのがおすすめです。
気になるところ
モード切替でペアリング情報が消える
これが JPT1 の 最大の弱点 です。
例えばこんな使い方をすると、毎回ペアリングし直しになります。
- TXモードでテレビ → ワイヤレスイヤホンに送信
- RXモードに切り替えてスマホ → 有線スピーカーに受信
- もう一度 TXモードに戻すと、①のペアリングは消えている
「1台2役」を期待して買うと、けっこうイライラします。TX専用 or RX専用と割り切る か、2台買って使い分ける のが現実解です。
A2DP のみ。通話はできない
JPT1 が対応するプロファイルは A2DP(ステレオ音声)のみ。HSP / HFP には対応していないので、PCやスマホと組み合わせても マイク入力・通話・ビデオ会議 は使えません。
リモートワークのオンライン会議用途には不向きです。
複数接続時はコーデックが SBC に固定
aptX 対応のイヤホンを1台だけ繋ぐと aptX で送れますが、2台同時接続にすると SBC に自動で落ちます。
普段の音楽鑑賞では正直 SBC でも気にならないレベルですが、音にこだわる人は要注意です。
付属ケーブルが短い
3.5mmケーブルが 約135mm、RCAケーブルが 約260mm。スピーカー背面の端子に接続して、本体を操作しやすい位置に置こうとすると、長さが足りないことがあります。
私は別途 1m のオーディオケーブルを買い足しました。



\長さが足りなければオーディオケーブルが必要/
こんな人におすすめ
- 古い有線スピーカーやヘッドホンを Bluetooth化して使い続けたい 人
- TX または RX のどちらか専用 として割り切れる人
- 深夜に2人でテレビを見たくて、2台のイヤホンに同時送信 したい人
- まず 3,000円台で試してみたい Bluetoothレシーバー入門者
- iPod など Bluetooth 非対応のオーディオプレイヤーを延命したい人
こんな人には向かないかも
- PC会議やスマホ通話 にも使いたい人(A2DPのみ/マイク非対応)
- LDAC / aptX HD / aptX Adaptive など高音質コーデックで聴きたい人
- TX と RX を 頻繁に切り替えたい 人(ペアリング再設定が必要)
- 光デジタル入出力 が必要な人(→ Anker Soundsync A3341 など)
- 30m級の長距離・低遅延伝送が必要な人(→ Creative BT-W3 など)
類似製品との比較
JPT1 を検討するなら、同価格帯の以下3製品も候補に入れたいところです。手元で検証したのは JPT1 のみで、他3製品は各メーカー公式サイト等の公開仕様ベースでまとめています。
| 製品 | 価格目安 | Bluetooth | 主要コーデック | TX/RX | 同時接続 | 連続使用 | 通話 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| JPRiDE JPT1(本機) | 約 ¥3,580 | 5.2 | aptX / aptX LL / AAC / SBC | 切替式 | 2台 | 約13時間 | × | 小型・軽量・付属品充実 |
| Anker Soundsync A3341 | 約 ¥4,990 | 5.0 | A2DP / AVRCP | 切替式 | 2台 | 最大20時間 | × | 光デジタル対応/バッテリー長持ち |
| TaoTronics TT-BA09 Pro | 約 ¥4,000前後 | 5.0 | aptX HD / aptX LL / SBC | 切替式 | 2台 | 約15時間 | × | aptX HD 対応/光デジタル対応 |
| Creative BT-W3 | 約 ¥4,378(在庫減・後継 BT-W3X あり) | 5.0 | aptX LL / aptX HD / aptX / SBC | TX のみ(USB) | 1台 | USBバスパワー | △(HFP対応) | PC/PS用USBドングル/低遅延 |
※ 価格・スペックは 2026年5月時点で各メーカー公式・Amazon等から確認。TaoTronics TT-BA09 Pro の現行価格は Amazon の在庫変動が大きいため、購入前に再確認推奨。
ざっくり選び分け
- とにかく安く、シンプルに有線機器をワイヤレス化したい → JPT1
- 光デジタル接続のテレビを使いたい/バッテリーをより長く → Anker Soundsync A3341
- aptX HD で少しでも良い音で聴きたい → TaoTronics TT-BA09 Pro
- PCやPS5に挿してゲーム用に低遅延伝送 → Creative BT-W3 / BT-W3X
購入先リンク
【1分で簡単セットアップ 】(JPRiDE) JPT1 Bluetooth ver 5.0 超小型 トランスミッター & レシーバー AAC APT-X LL 対応 2台同時接続 13時間連続運転 充電しながら使用可
JPRiDEというメーカーについて
【JPRiDE】(ジェーピーライド)は 「マジに良い音を。安く。」 をコンセプトに掲げる、株式会社エムピートレーディング(日本)のオーディオブランドです。中華系の格安ブランドではなく、日本企業が運営しています。
創業者の想いというページが公開されていて、ハードロック/ヘヴィメタル好き、バンド経験のある人には刺さる内容です。ブランド名の由来も書かれているので、興味があれば読んでみてください。
最近は「QUEST」というワイヤレスイヤホンが同社のフラッグシップとして展開されています。
2026年現在の立ち位置
JPT1 が発売された 2016年と比べて、Bluetoothレシーバー市場はかなり変わりました。
- LDAC・aptX Adaptive など高音質コーデックを積んだレシーバーが増加
- 光デジタル入出力を持つ TX/RX 切替モデルが増えた
そんな中で JPT1 が今でも売れ続けている理由は、「価格 × 必要十分な機能 × 信頼できる日本ブランド」のバランス にあります。私自身、購入から約4年使って一度も故障していません。
「最新コーデックで音にこだわりたい」という人には他の選択肢を勧めますが、「昔のお気に入りスピーカーやヘッドホンを、安く、確実に、Bluetooth化したい」という人には今でも十分に候補に入ります。
まとめ
JPRiDE JPT1 は、用途を絞れば長く付き合えるBluetoothレシーバー です。
- 小さくて軽い、置き場所を選ばない
- TX or RX 専用と割り切れば運用は安定
- 2台同時接続で、2人で映画やライブ映像を共有できる
- 日本ブランドで説明書も丁寧、3,000円台で買える
一方で A2DPのみ(通話不可)/モード切替でペアリング消える/複数接続時は SBC という制約があるので、用途次第で他機種も検討してください。
私は 「自宅のデスクで有線スピーカーをワイヤレス化する」 目的で約4年使い、いまも現役です。同じような用途を考えている人には、自信を持っておすすめできる1台です。
