製造業で年収を上げる5つの方法/給料アップに必要なマインドと行動

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ここでは、製造業界で働く会社員が『給料を上げるにはどうすればいいのか?』という点を詳しく解説します。

会社員は年収が大きく下がることはありませんが、大きく上がることも少ない働き方です。しかし、やり方次第で劇的に年収アップすることは可能です。

製造業で年収を上げる方法は、下記の5つです。

要約すると、劇的に年収アップするには、成果を出して会社に評価されること、評価が高い状態で転職することが一番の近道です。

必ずしも、ここで紹介している内容を、すべて実行する必要はありません。できるところから実行し、年収アップを実現してください。

そもそも『今の会社で働き続けるのは不安……』『年収が上がる転職のやり方が分からない……』と悩んでいるなら、一人で考えるよりも、転職エージェントに相談すると、具体的な話が聞けて将来像がはっきりしますよ。

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目次

製造業は稼げる業界

「製造業って稼げるのか?」これが分からないと、モチベーションが上がりませんよね。金融系やインフラ系の事業にはかないませんが、製造業は稼げる業界です。実際にどのくらい稼げるのか見ていきましょう。

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グラフや表が見づらい場合は、タップ(クリック)すると拡大表示ができます。

製造業の平均年収

国税庁が公開している令和2年度の『業種別の平均給与』です。

業種別の平均給与(グラフ)
出典:「令和2年度分 会社標本調査結果」(国税庁)

表にしてみました↓何故か国税庁のグラフは足し算が合っていませんね……

令和2年業界別の平均給与(表)
令和2年度 業種別の平均給与(表)

国税庁の調査結果によると、製造業の平均年収は502万円。全体平均が434万円なので、「全体平均より68万円高かった」という調査結果になっています。単純にこの結果から製造業は稼げる業界と言えます。

製造業の給与階級別構成割合

次に『業種別の給与階級別構成割合』という調査結果です。

令和2年度分業種別の給与階級別構成割合
出典:「令和2年度分 会社標本調査結果」(国税庁)

製造業と全体平均の表とグラフを作成しました↓

令和2年度分業種別の給与階級別構成割合
令和2年度 業種別の給与階級別構成割合(表・グラフ)

年収400万円超〜の割合が56.8%と全体平均の44.9%より多くなっています。こうしてみても給与水準が高い業界と言えます。

  • 年収500万円超の割合は40.6%
  • 年収800万円超の割合は12.8%

100人に約12人、10人に1人は年収が800万円を超えています。

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製造業で高収入を得ることは可能です。

【製造業で働くメリット】解説動画

高いモチベーションを維持する

高いモチベーションを維持する

モチベーションが上がらないと、機械的に与えられた仕事をこなすだけになってしまいます。いい仕事はできません。成長も止まります。そうなると、出世はまず無理。会社からの評価も上がらず昇給しても微増……

スキルアップもできないので、転職しても収入は下がる可能性が大きくなります。いい事ありません!

『モチベーション』超大事です!

モチベーションを上げるために、一つだけやってもらいたいことがあります。

たくさん稼いで、何がしたいか具体的に決めてください

『欲しい車を買う』『マイホームを買う』『早期退職する』なんでも構いません。具体的なゴールを決めてください。ゴールが明確になると、モチベーションの維持が容易になります。

ゴールが決まったら、仕事をしていく上で、モチベーションを維持する方法を見ていきましょう。

やりたい仕事・得意な仕事をする

やりたい仕事をやれていますか?自分の得意なことはわかりますか?

やりたくないことをやっていているとモチベーションが上がりません。モチベーションが上がらないと実力も発揮できません。

不得意なことをやっていていると、成果は出せません。成果を出せないと収入は上がりません。

悪い方向に行ってしまうので、やりたい仕事・得意な仕事をしないと、いつまで経っても収入を大きく上げることはできません。サラリーマンだと給料(基本給)が下がることはそうそうありませんが、モチベーションが維持できないと、ボーナスや諸手当が減って結果的に収入が減ることもあります。

モチベーションを維持して収入を上げるには、

  1. やりたい仕事をする
  2. 得意な仕事をする

この2点がとても大切です。

やりたい仕事を知るには消去法

「やりたいことが無い」「やりたいことが分からない」という話をよく聞きます。普段の仕事の中で「これは気が重い」ということがあるはずです。「好きなことだけやっていれば、お金を稼げるか?」と言われると、答えは「いいえ」なのですが、やりたくないことはなるべく避けたいですよね。

仕事をしていく上でやりたくないことを明確にすると『好き嫌い』が見えてきます。

例えば

  • 人と話すのが嫌いなのに、営業をやっている
  • 同じことの繰り返しが嫌いなのに、ライン工をやっている
  • 手作業が嫌いなのに、溶接工をやっている

こうなってしまうと、毎日毎日『仕事中は気が重い』『集中できない』→『成果が出せない』となってしまいます。

嫌いなことをやっていても、無駄ではありません。経験は必ずどこかで生かせます。無駄な経験、無駄な失敗はありません。

経験があるからこそ、失敗があるからこそ前に進むことができます。何もやらなかったら前進することはできません。

今までやってきたこと、失敗したことに誇りを持ってください

しかし!やりたくないことをやり続けてもいい事はありません。自分に合っている仕事をしてください

先程の例で言うと

  • 人と話すのが嫌いなのに、営業をやっている → 比較的コミュニケーションの少ない『設計』や『CADオペ』などの職種に
  • 同じことの繰り返しが嫌いなのに、ライン工をやっている → 『企画』や『開発』など新しいことを考える職種に
  • 手作業が嫌いなのに、溶接工をやっている → 『マシンオペレーター』や『プログラム(CAM)』などの機械を操作する職種に

製造業に関わる職種であれば経験は生かせます。

やりたくない仕事をなるべくやらないことでモチベーションを維持することができます。

向き不向きがある

人には『向き不向き』『得手不得手』というものがあります。自分に向いていないこと、苦手なことをやっていても成果は出せません

「こういうの苦手なんだよな……」って呟きながら仕事をしていませんか?

自分にとっては『向いていないこと、苦手なこと』だとしても、他の人にとっては『向いていること、得意なこと』ということがよくあります。

わざわざ不向きなことに、大切な時間を費やすのはもったいないです。それは向いている人に任せて、自分に向いていること、得意なことで勝負したほうが稼げます。稼げると高いモチベーションを維持できます。

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時間は有限です。自分に向いていることに時間を使ってください。

出世する

出世する

ここで残念なお知らせです。『やりたい仕事だけ、得意な仕事だけやっていれば給料をもらえる』ということは、サラリーマンではほとんどありません。しかし、やりたくない仕事、不向きな仕事をやらない事は可能です。

具体的にどうするか?というと、出世することで可能です。社内でのポジションが重要になります。

将来のポジションを決める

社内で、将来つきたい職種と役職(ポジション)を決めましょう。「決められない」というのであれば、『あの人のポジションにつきたい』『あの人みたいになりたい』でも構いません。

目標をはっきりさせることで、モチベーションの維持につながり、嫌なことも乗り越えられます。

将来のポジションを決めるにあたって、収入を上げることが目的なら給与水準の高い職種を選んでください。もちろんやりたくないことは選ばないでくださいね。

「社内になりたいポジションが無いんですけど……」っていうパターンもあります。現在はなりたいポジションが無くても、自分で作ることが可能です。

『なりたいポジションが無い』という事は、現在そのポジションが空いているということなので、必要なスキルを習得すれば、自分が狙っているポジションにつける確率が高くなります。

例えば、社内にまだ2D CADしかないから、3D CADの導入に向けて

  1. 3D CADのリサーチ
  2. 3D CADの学習
  3. 3D CADの導入

という流れを作ることができれば、3D CAD関連の事業に関しては、あなたがリーダーになることができます。

3D CADを例にしましたが、CAEでもCAMでも何でも構いません。社内にまだないものを取り入れるきっかけを作ることができれば、ポジション取りは楽になります。

こういう行動をすると社内で唯一無二の存在になれるので、給料が上がる可能性は大きいです。上司や経営層が聞く耳を持たない場合は、転職も視野に入れて『将来、自分はどうなりたいのか?』決めてください。

この考え方は、転職で収入を上げる際にも使えます。転職する際に、自分が転職先で唯一無二のスキルを持っていると収入アップはほぼ間違いありません。

そういう転職先を探し出せれば、大きく収入を上げるきっかけになります。

≫ 製造業界の転職先を探すにはこちらがおすすめ

「出世したくない」は無し

「平社員の方が気楽でいい」「出世なんかしたら責任が重くなるから、リスクがある」なんてことを言っちゃう人がいますが、その考え方だと稼げません。一生、働き続ける人生になってしまいます

65歳になっても70歳になっても労働者として働き続ける人生。「それでいい」というなら構いませんが、「60歳、65歳で引退したい」と考えているなら、出世する必要があります。

それはなぜか? ⇒ 出世した方が高収入だからです!

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あなたより役職が上で、責任の重い仕事をしている人は、必ずあなたより稼いでいます

「管理職は残業代がつかないから、管理職にならないで残業いっぱいした方が稼げる」という考え方をしている人がいます。この考え方……危険です。

時間単価が全然違うことに気付いてください。仮に、上司より月40時間、多く残業して、上司と同じ給料になったとします。この場合、上司より毎月5日、年間60日分も多く働くことになります。(1日8時間労働で計算)

60日あれば何がしたいですか?仕事以外にもやりたいことがありますよね?『残業して稼ぐ』という考え方は捨ててください

月40時間の残業を労働時間ではなく24時間で計算すると、月に1日と約16時間。年間20日も多く働くことになります。これに気付かずに『残業をたくさんして稼ごう』としている人が多いです。

時間単価を意識して、短時間でたくさん稼ぐことを意識してください。

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本当に稼げる人は時間単価が高いです。

技術力・検索力・質問力を鍛える

技術力・検索力・質問力を鍛える

製造業で稼ぐには何が大切かというと、「技術力」です。労働者はもちろん、経営者にも技術力は重要です。

インプットを怠らない

技術情報のインプット

技術力を鍛えて維持するには、新しい技術や情報をインプットする必要があります。今できることのみ、今持っている知識のみで勝負を続けることはできません。なぜなら、技術は常に進化するからです。

進化に追いついていかないと置いていかれます。自分の仕事に関する新しい技術情報は、常にインプットするように心がけましょう。「こんなことも知らないの?」と、言われないようにしてください。

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書籍は一冊に濃い内容がまとまっているので、インプットにおすすめです。

『MISUMI』さんの「メディア」や「設計資料」は、無料なのに内容が濃く、勉強になります。

板金業界の技術情報は『アマダ』さんが運営している「メディア」や「AiLink」が勉強になります。アマダさんは他にも【Sheetmetal ましん&そふと】などの雑誌や「書籍」も発行しています。

仕事以外の時間に勉強する

『仕事をしていれば自然と技術が身に付くから、勉強なんてしなくていい』と思っていませんか?年収を上げるには、勉強が必要です。

ほとんどの人が勉強していません。社会人の勉強時間は、平均1日6分です。これは総務省が実施した「平成28年社会生活基本調査の結果」からの数字です。

このことから、勉強すれば他の人と差をつけることができます。かといって、モチベーションが上がりませんよね。

ほとんどの人が『将来、役に立つか分からないことに時間を使うより、趣味や遊びに時間を使いたい』と考えます。「今の給料に満足していますか?」と聞くと「満足していない」と答えます。

要は、ほとんどの人が勉強しないから稼げないということに気づいていません。

下の画像はプレジデント社の社会人1000人に対するアンケート結果です。

仕事以外の時間に勉強しているかのアンケート結果
出典:PRESIDENT Online

年収2000万円超の人が約7割、500万円台の人が約4割、仕事以外の時間に勉強しています。年収の多い人ほど、勉強に時間を使っていることが分かります。

勉強してスキルアップすることで、年収を上げることができます。

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今の年収が不満なら、勉強しましょう。

勉強時間のつくり方

スキマ時間(通勤時間や休憩時間など)を勉強時間に充てると、他のやりたいことにかける時間が、犠牲になりません。

習慣化してしまえば苦痛ではありません。初めはつらくても習慣化してしまいましょう。

基本は自己解決

いくら自己研鑽に努めても、分からないこと、できないことは出てきます。分からないことがあったらどうしますか?

「知ってそうな人に聞く。」と答えたそこのあなた、そこに正座してください

ネット検索でGoogle先生に聞いたり、本を読んだりすれば解決することを、人に聞いて解決しようとするのはやめてください。

『資料や図面を読めば分かることを、読むのが面倒だから人に聞く』このパターンは絶対にダメです。

丁寧に答えてくれたとしても、内心は『渡した資料に書いてあるよ』『図面、見ればわかるだろ』と思ってますよ。

質問するということは、相手の時間を奪う行為です。特に電話や口頭での質問は控えてください。

口頭で質問したり、電話したりする行為は、強制的に相手の時間を奪います。緊急時以外は、メールやチャットで質問することをおすすめします。

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質問は、どこがどう分からないのか(どこまで調べて、どこから分からないのか)なるべく具体的に、簡潔にしましょう。

以下のような場合は、直接質問しても大丈夫です。

  • 業務上、その人しか知らない情報
  • 緊急ですぐに答えが必要な場合
  • 経験や専門知識が必要な内容で、上司や先輩に聞けば解決する問題
  • マニュアルに載っていない社内のルールなど、調べても分からない内容
  • 報酬を払っている場合(サポートサービスやコンサルなど)
  • 研修などで質問が可能な場面
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このようなときは、どんどん質問してください。

質問を減らすには、インプットと検索力が大切です。

  • インプットしておけば、質問せずにアウトプットするだけです。
  • どこでどうやって調べると、欲しい情報・知識を得られるか知っていれば、質問する必要がありません。

技術力と検索力、分からないときの質問力】この3つの力は、収入アップに必要な力です。

給与水準の高い職種・業種を目指す

給与水準の高い職種・業種を目指す
  • 給与水準の高い職種につく
  • 給与水準の高い業種で働く

この二つは、収入を上げたいなら意識しましょう。転職する際はこれらを意識して、軸ずらし転職することをおすすめします。

「給料が安い」という愚痴を聞くことがあります。そういう人に限って『給与水準の低い職種で、何も考えずに、与えられた仕事を淡々とこなす』そんな毎日を送っています。

出世する】でも触れましたが、将来のポジションを決めて自己研鑽を積まなければ、状況が好転することはありません。収入を上げたいのであれば、給与水準の高い職種、業種を知っておくことが重要です。

「今の職種や業種が好きだから変えたくない」という場合は、今やっていることをさらに突き詰めて、出世することを目指してください。

プレイヤーとして収入を大きく上げるのは難しいですが、『指導・管理する立場になれば、収入アップは可能です。

ひとつの例として、溶接工として収入を上げる方法はこちらをご覧ください。

給与水準の高い職種の傾向

責任の重い職種・役職は、給与水準が高い傾向にあります。最高経営責任者(CEO)や最高執行責任者(COO)の報酬が高いのは知っていますよね。なぜ報酬が高いのかというと『最高責任者』と言うだけあって、全責任を負う立場だからです。

製造業はモノをつくって売るのが仕事です。「売る」部分を省くと、製造業の中で責任の重い職種は上流工程になります。

上流工程とは、スタート地点に近い工程のことです。細かいところや、お金の動きは省きますが、製造業の流れは以下のとおりです。

  1. 企画
  2. 開発
  3. 設計
  4. 調達
  5. 生産
  6. 品質保証
  7. 流通
  8. 販売

だいぶ端折りましたが、おおまかに言うとこんな流れでメーカーは収益を得ています。この例だと、企画が最も給与水準が高いことになります。

企業によって部署や職種の分かれ方、考え方が違うので、上記は簡易的な一つの例ですが、『企画・開発・設計』この辺りの職種はどこに行っても、給与水準が高い傾向にあります。

デジタル技術を活用し、設計・生産の見える化が進むことで、設計による品質の向上や、生産コストの削減の効果が、はっきり見えるようになってきました。設計が多くの役割を担う時代になっています。

設計職の価値はこれから上がっていくことが予想できます。

いま現在、給与水準が高い職種に就いていなくても大丈夫です。製造業界での経験があるなら、その経験は必ず生かせます

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経験を生かして職種を変えれば、収入が増える可能性は大きいです。

給与水準の高い業種

給与水準の高い業種はいま伸びている業種です。

例えば、自動車関連だと、燃料がガソリンから電気に置き換わっていくのは明らかです。なので、バッテリー関連や充電機器関連などが伸びています。今後も伸びていく業種と言えます。

環境関連や先端技術に関しては、今後伸びていくのは安易に想像できます。開発や設計職であれば、職種を変えずに伸びている業種に転職することで、年収が大きく上がる可能性が大きいです。

ただ、興味のある分野でないと仕事が楽しくありません。個人的には興味関心のある業種で、ものづくりに関わることをおすすめします。

年収アップを目指すなら、転職のプロに相談

転職の理由が年収を上げるためなら、転職エージェントの利用は必須です。

なぜなら、一般公開されていない優良求人(非公開求人)を紹介してもらうためには、転職エージェントのサポートを受ける必要があるからです。

企業が求人を非公開にする理由は、

  • 応募が殺到してしまう
  • 採用活動中であることを隠したい

といった思惑があります。

いずれにせよ、応募できる選択肢が広がりますし、一般公開できない(したくない)優良求人に出会うこともできます。

応募書類の作成や添削、勤務条件の交渉、面接対策など、手厚いサポートも受けられるため、転職活動をラクに進められます。

転職エージェントを利用しないと、一般公開されている限られた求人の中から、自分で応募先を探して、応募書類や面接の準備、日時調整など、すべて自分一人でこなさなければいけません。

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転職活動をラクに、確実に進めるのであれば、転職エージェントを利用しないと損しかありません。

製造業専門の転職エージェント

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  • ハイクラス転職を製造業界専門のコンサルタントがサポート
  • メーカーの研究開発/設計/生産管理/生産技術/営業のミドル〜ハイクラス求人が多数
  • 『製造業+IT』や『製造業+コンサル』など経験を生かして他業界への転職も可能

マイナビメーカーAGENT ※マイナビのプロモーションを含みます。


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  • 転職支援実績が国内最大級のマイナビが運営
  • 全国の大手上場企業から人気ベンチャー企業・隠れた優良企業まで、 多くの人事採用担当者との間に太いパイプを持つ
  • 一人ひとりのニーズにマッチした転職を提案

スマイルカーブから自分の現在地を知る

「製造業で今より稼ぎたい」と思ったら、少しだけ抽象度を上げてみましょう。今まで見えていなかった世界が見えてきます。

「スマイルカーブ」は、あなたの現在地を把握し、『どこに行けばより稼げるようになるのか?』の指針となるものです。

スマイルカーブとは、製造業の工程の中で、中流工程の付加価値が低く、上流と下流の付加価値が高いとする理論です。

下図のように、笑ったときの口元に似ていることから「スマイルカーブ」と呼ばれています。

製造業のスマイルカーブ
スマイルカーブ

現在地より付加価値のある職種を目指す

付加価値とは何かというと、人がお金を払う価値のことです。

付加価値が高ければ、人はそこにお金をたくさん使います。反対に、付加価値が低ければ、お金を払う人が少なかったり、金額が低かったりします。

製造業界では、グローバル化が進み、海外での加工や組立がコスト面で有利になっています。さらに、工作機械の進化で熟練工の必要性が低下しています。そのため、製造工程の中で加工や組立に対する付加価値が低くなっています。

Appleの製品を例にしてみると、企画・設計・デザイン・販売・アフターサービスはAppleが行います。部品加工は、日本や台湾のメーカーが多く関わっています。組立に関しては中国とインド。

付加価値の高いところ以外は、徹底的にコストカットを行い、莫大な利益を得ているのがAppleというメーカーです。

このように、製造業界でも視野を広げてみると、もっと稼げる職種があります。あなたが勤めている会社でもこの差は生じています。組立より加工」「加工より設計」「設計よりマーケティングや企画」の方が稼げます。

中流工程から稼げるようになるには

「稼ぎたいのに組立やってる……」と、悲観することはありません。異動や転職をすれば、スキルの幅を広げることができます。今やっていることが不利になることはありません。

設計職やマーケティング職の新入社員が、研修で現場に来ることはありませんか?現場を知ることは、とても大切なことです。研修ではなく、本職として働いた経験は、他の職種でも必ず生かせます。

「機械加工が好き」「溶接工としてプライドがある」というあなたは、そのまま続けてください。その職種を極めて、出世すれば給料は上がります。しかし、プレイヤーとしては、体力面でも金銭面でも早い段階で限界がきます。

会社員としても、独立したとしても、プレイヤーではなく管理職として活躍する道を選ばないと、思うように稼げなくなります。

未経験だからといってちゅうちょせずに、着きたい職種があれば挑戦しましょう。明るい未来は、あなたが踏み出すその一歩からしか生まれません。

「情報収集から始めたい」「転職が初めて」というあなたは、無料就活講座や個別サポートが充実している「就職カレッジ」を利用しましょう。

給与水準の高い技術職への転職は「メイテックネクスト」に相談してください。

豊富な経験を積む

豊富な経験を積む

経験があるからこそ今があります。どんな経験でも糧にならない経験はありません。この長い記事をここまで読んだことも一つの経験です。ここまで読んでいただいて、ありがごうございます。

グラント

もう少しだけお付き合いください。

仕事でも仕事以外でも、興味のあることをやってみることで見えることがあります。やってみないと何も変わりません。無駄に時間だけが過ぎていきます。「嫌いな上司と毎日仕事をする」くらい無駄です。

スキルアップのために勉強する時間は必要ですが、趣味や恋愛に時間を使うのも大切です。趣味に時間を使うことで、本当にやりたいことが見えてきたり、仕事につながったりすることがあります。何事も真剣に取り組むことが重要です。

仕事をしながら勉強して、趣味や恋愛に時間を使って『時間が足りない』と思いませんか?

年収を上げるには、時間の使い方が大切になってくるので「なるべく早く年収を上げるには、どういう仕事をして、どう仕事に取り組めばいいのか?」という話をここでしていきます。

スキルの積み上がる仕事をする

仕事にはスキルの積み上がる仕事と、積み上がらない仕事があります。

※どちらが偉い偉くないとか、上か下かという話ではありません。

スキルの積み上がる仕事とは?

同じことの繰り返しではない。新しいことを考える仕事。

スキルの積み上がらない仕事とは?

同じことの繰り返し。考えることがほとんどない仕事。

例えば、開発や研究をしている人は、新しいものを生み出すために毎日仕事をしています。設計や生産技術は『どうやったら作れるか?』『どうやったらより良いものを、より速く作れるか?』なんてことを常に考えています。

このように、スキルの積み上がっていく仕事は、経験や知識をフル活用し、新しくインプットした技術も活用して、アウトプットすることを仕事にしています。こういう仕事は、仕事をすればするほどスキルアップにつながります。

スキルの積み上がらない仕事はこの逆です。毎日同じような作業をする仕事(ルーティンワーク)は、慣れることで上達して、作業が速くなることはあっても、新しいスキルを身につけることができません。ある一定のところで成長が止まります。

『スキルを極める』という意味では素晴らしいのですが、ルーティンワークは、収入が上がりにくい仕事です。

このスキルの積み上がる仕事と積み上がらない仕事は、収入面でどんどん差が開いていきます。もちろん、積み上がる仕事の方が収入は増えていきます。

将来の可能性という観点からも、同じことを繰り返しやってきた人よりも、様々な経験をして、知識も身につけている人の方が、出世する可能性・転職で成功する可能性が高くなります。

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将来もっと稼げるようになりたいのであれば、スキルの積み上がる仕事をしてください。

考えることから逃げない

もう一つ大切なことがあります。考えるのをやめないことです。考えて、やってみて、失敗したらどうすれば成功するかを考える。成功したら、もっとうまくやるにはどうすればいいかを考える。

考える → 行動する → 評価する → 改善する

これを日々の仕事の中で、繰り返すことができるかどうかで、将来の収入が変わってきます。

業務改善などで使われる『PDCAサイクル』というものがあります。

PCDA = Plan(計画)→Do(実行)→Check(評価)→Act(改善)

生産性を上げるために「PCDAを回す」なんて言い方をします。形だけで中身がないこともありますが…社内で運用していませんか?意識していないだけで、日々の業務の中でPCDAを回す仕組みの中にいることが多いです。

それを個人の仕事まで落とし込んで、PCDAサイクルを意識しながら仕事をすると、成果が出しやすくなります。

PDCAを回す
  1. 考える・計画する(Plan)
  2. 行動・実行する(Do)
  3. 評価する(Check)
  4. 改善する(Act)

「忙しくて、つらくて、そんな余裕ない」と言われることがあります。そんなときこそ、その状況を変えるにはどうするべきか考えて、行動して、改善してください。考えることから逃げないでください。

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しんどい時もあるけど、目標達成(収入アップ)には必要です。

転職では経験・能力・知識が重視される

ここまで話してきたように、スキルの積み上がる仕事をして、考えて仕事をしていると、必ずどこかで評価されます。

下のグラフは厚生労働省が実施した『転職者実態調査』の転職者の処遇決定の際に最も重視した要素の割合です。

転職者の処遇(賃金、役職等)決定の際に最も重視した要素別事業所割合(転職者がいる事業所=100%)

転職者の処遇(賃金、役職等)決定の際に最も重視した要素別事業所割合 厚生労働省
出典:「令和2年転職者実態調査の概況」(厚生労働省)

これによると、「転職者の賃金や役職などを決める際に『これまでの経験・能力・知識』を重視した事業所が53.7%と最も多かった」という結果になっています。

転職で必要な武器

豊富な経験を積むこと』考えて、行動することで得られる『能力と知識

これらは大きな武器になります。武器を持っていると、転職をきっかけに収入を大きく上げることができます。

まとめ|年収を上げる方法

製造業は稼げる業界
  • 国税庁の調査結果によると、製造業は稼げる業界
  • 令和2年度の製造業の平均年収は502万円。全体平均が434万円なので、『全体平均より 68万円高かった』という調査結果
  • 給与階級別構成割合は年収400万円超〜の割合が多く、高収入を得ている人が多い
高いモチベーションを維持する
出世する
技術力・検索力・質問力を上げる
給与水準の高い職種・業種を目指す
豊富な経験を積む

人生をもっと楽しむために、もっと豊かにするために、

  • 目標を決めて
  • 勉強して
  • 考えて
  • 行動していきましょう
グラント
板金設計/筐体設計・板金加工歴17年の現役エンジニアです。

精密機器メーカー → FA機器メーカー → 加工メーカー×2 → 現在は、装置メーカー(プラント関係)にて、設計やモデリング・製図・NCデータの作成を主にやっています。

メインツールは『SOLIDWORKS/SheetWorks』

製造業で働く皆なさまが、収入アップを実現できるように、当サイト【グラント】を運営。
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