会社勤めをしていて、「あの人に会いたくない(休みや出張でいないとホッとする)」人っていませんか?仕事は嫌いじゃないけど、「その人のせいで気が重い」「会社に行きたくない」そんな日々を送っているなら、環境を変える必要があります。
今の状況、感じていること、やりたいことを整理して、前に進む準備をしましょう。
毎日モヤモヤしながら、会社に行っているあなたの気持ちが、少しでも晴れれば幸いです。
嫌いな人・合わない人と付き合い続けるのは時間の無駄

1日8時間、週40時間働いている方が多いですよね。さらに『通勤時間』『始業前の準備』『終業後の後片付け』『休憩時間』『残業…』会社勤めをすると、1日8時間の労働時間を超えて、9〜10時間は当たり前、残業も含めると1日の大半を会社のために使うことになります。
報酬をもらうためには、会社に時間を拘束されるのは仕方のないことです。だからといって、朝起きて「会社に行きたくない」「働きたくない」と思うような会社に勤めて、働き続けるような人生は何か間違っています。
これは私の経験ですが、会いたくない人(←上司)のいる会社に10年間も勤めてしまいました。当時は『嫌いだけど、悪い人じゃない。仕事自体は好きだから会社は辞めない。』なんて、今思うと意味の分からない言い訳を自分にして、会社を辞めるという選択肢から逃げていました。
その後、転職を4回経験し、10年間も我慢していたことに今では後悔しています。『上司も人』『会社を経営しているいのも人』人を変えるのは難しいです。ほぼ無理です。
『類は友を呼ぶ』と言いますが、経営層・上級職者・経験年数の長い従業員は似たもの同士が集まります。特に経営層と上級職者は本質の部分が似ている人たちが集まり、会社を運営していることが多いです。そんな組織で「この会社を変えてやろう」と、必死になっても時間の無駄です。
- リモートワーク
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直接会う回数は減らすことができますが、関係を断つことはできません。ビデオ会議などで顔を合わせることはあるので、効果は薄い方法です。
- 異動
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別の部門へ異動できれば、上司と部下という関係は解消されます。しかし、嫌いな上司は社内にいるので、完全に関係を断つことはできません。
- 転職
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『上司と部下』『同じ会社の社員』という関係から解放されます。同じ業界への転職だと、再開する可能性がありますが、《関わらない》という選択ができる関係性です。
『仕事は好きだけど、上司が嫌い・この会社は合わない』と感じたら

会社の雰囲気や考え方が、自分に合わないと感じながら日々仕事をしていませんか?『なんだか居心地が悪い』『上司のやっていることや言っていることが納得できない』『会社が目指していることに疑問を感じる』でも仕事は嫌いじゃないし、仕事は好きだから会社を辞めない。
この「でも仕事は嫌いじゃない」とか「仕事は好きだから」というのは行動しないためのただの言い訳です。
例えば、
- 嫌いな人から映画に誘われたら、『映画は嫌いじゃないから』という理由で観に行きますか?
- 居心地が悪くて行きたくない映画館だけど、『映画は好きだから』という理由で行きますか?
大半の人は好きな人と、または一人で、お気に入りの映画館に行くはずです。
「映画鑑賞と仕事を一緒にするな!」と言われそうですが、映画は2時間の映画なら2時間だけ我慢すればいいです。仕事はそうはいきません。
仕事は人生の大半の時間を費やします。そこに最大限こだわって、時間と労力を使うべきです。
しかも今では求人情報を集めるのも手軽にできます。転職エージェントに相談するのも無料です。
仕事は嫌いじゃない。むしろ好きな仕事なのに「会社に行きたくない」のは、『会いたくない人がいるから』『会社の目指していること、やっていることに納得できないから』です。
そこまで答えが出ているのに行動しないのはもったいないです。
将来の自分のために。転職は当たり前の時代

『年功序列』や『終身雇用』は会社員に精神的、経済的な安定を与えていましたが、トヨタ自動車の豊田章男氏が2019年に「終身雇用を守っていくのは難しい」といった発言を行いました。
『良い会社に入れば給料は上がり続け、一生安定して収入を得られる』そんな時代は終わりました。しかし、年功序列や終身雇用の仕組みで運営されている会社が、まだまだ多いのも事実。
だからと言って「この会社で働いていれば、一生安泰だから」という理由で自己研鑽を怠り、転職市場での価値を高めておかないと『リストラの対象になる』『給料が上がらない』可能性が大きくなっていきます。
実際に転職するしないは、タイミングもあるので別として、転職市場での自分の価値を知っておくのは大切なことです。
厚生労働省が『転職者の処遇(賃金、役職等)決定の際に最も重視した要素別事業所割合』というデータを公開しています。
要は『転職者の賃金や役職などを決める際に「これまでの経験・能力・知識」を重視した会社が53.7%と最も多かった』という結果になっています。
転職者の処遇(賃金、役職等)決定の際に最も重視した要素別事業所割合(転職者がいる事業所=100%)

年齢や資格も大切な要素ですが『これまで何をやってきて、何ができるのか?』という点が、最も重視されるのがこの結果から見えてきます。
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不満のある人間関係・会社からは逃げていい

一生不満のある人間関係・収入・環境の中で働き続けるべきか?
- 行動する(退職)にはリスクがあるから行動しない。
- リスクはあるけど、未来の自分のため・家族のために行動する。
どちらの考え方も間違えではないです。「行動しないから明るい未来は来ない」とは言い切れません。ただ、現状に不満があり、大きなストレスを抱えているのであれば、行動しないほうがリスクが大きい時代になっています。
自分だけの強みや可能性には、自分ではなかなか気づけません。本当にやりたいこと、本当の自分の可能性を知るために、第三者に相談することをおすすめします。
まずは身近な、家族や友人に相談してみてください。相談相手がみつからないなら、プロのキャリア相談サービスに相談してみてください。
ひとりで悩んでいても、答えが出せなかったり、答えが出るまで時間がかかったりします。一歩が踏み出せない場合は、早めに相談から始めましょう。
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逃げても大丈夫
能力(スキル)を上げることを怠らずに仕事をしていれば、報われる可能性は大きいです。しかし、スキルを生かすことができず、評価もされない環境に居ては、宝の持ち腐れ。そのスキルを持って場所を変えることで、さらにスキルアップすることも、収入を上げることもできます。
不満のある人間関係・会社からは逃げても大丈夫です。
会社を辞めると収入が無くなります。働きながらでも転職活動は可能なので、早めに行動して苦しい状況から抜け出しましょう。
転職すると収入が下がることがありますが、大きく上げるチャンスでもあります。あなたを高く評価してくれる企業は必ずあります。

私は転職を9回経験して、失敗もしています。失敗してもすぐに行動を起こせば、次につながります。今ではストレスフリーとまでは言えませんが「毎日会社に行くのが憂鬱…」なんて状態ではありません。
収入も大きく上げることができ、今では過去の自分に感謝しています。
何が不満か?何がやりたいか?どこにいきたいか?

少し話は変わりますが、毎日モヤモヤした気持ちで、通勤しているなら、ぜひ試してもらいたいことがあります。
下記の項目を実際にペンを持って紙に書いてみると『今の自分が何を不満に感じていて、何がやりたいのか』頭の中が整理できてスッキリします。(PCやスマホでもいいですよ。)モヤモヤを抱えているならやってみてください。
できるだけ具体的に書くことをおすすめします。
- 今の不満・ストレスの原因は何ですか?
- 収入はいくら欲しいですか?
- どんな仕事がやりたいですか?
- どんな働き方をしたいですか?
- どんな会社で働きたいですか?
実際に書いて可視化すると、思考の整理ができてモヤモヤが晴れた気がしませんか?今、自分が感じていること、やりたいことが可視化(見える化)できたら、具体的にやるべきことを書き出しましょう。
例えば、転職エージェントに相談するなら、具体的に『どの転職エージェントを利用するか』まで書きましょう。
- スキルの棚卸し
- やりたいことをやるためにスキルアップ
- 求人サイトで情報収集をする
- 転職エージェントに相談する

『どこにいきたいか』を決めて、少しずつ行動していきましょう。

