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転職前のスキル棚卸しのやり方|経験を職務経歴書に変える手順

転職前のスキル棚卸しのやり方|経験を職務経歴書に変える手順_アイキャッチ

転職を考え始めたら、最初にやっておきたいのが「スキルの棚卸し」です。

自分では「何ができるか分かっている」と思っていても、職務経歴書や面接で説明しようとすると、意外と言葉にできないことがあります。いつ、どんな仕事をして、何を身につけ、どんな結果につながったのか。ここを整理しておくと、転職活動の軸がかなり見えやすくなります。

この記事では、転職前に使えるスキル棚卸しのやり方を、書き出す項目ごとに整理します。

目次

スキルの棚卸しは、転職活動の土台になる

スキルの棚卸しは、自分の経験を「人に伝えられる形」にする作業です。

転職では、単に「CADが使えます」「製造現場の経験があります」と言うだけでは、相手に強みが伝わりません。採用側が知りたいのは、どんな環境で、どんな役割を担当し、何を改善し、どんな成果につながったのかです。

たとえば同じSOLIDWORKS経験でも、次のように分けると伝わり方が変わります。

書き方伝わりやすさ
SOLIDWORKSを使えます何ができるのか分かりにくい
SOLIDWORKSで板金部品の3Dモデル作成と2D図面化を担当しました担当範囲が分かる
SOLIDWORKSで板金部品の3Dモデル作成、2D図面化、プログラム作成まで担当しました業務の幅が伝わる

最初からきれいな文章にする必要はありません。まずは材料を集めるつもりで、思い出せることをできるだけ書き出します。

棚卸しは紙よりテキストデータで残す

スキルの棚卸しは、できればパソコンやタブレット、スマホのメモアプリで作るのがおすすめです。

理由は、あとから並べ替えたり、追記したり、職務経歴書へ転記したりしやすいからです。紙に書いても問題ありませんが、転職サイトの入力欄や応募書類に使い回すことを考えると、テキストデータの方が扱いやすくなります。

使うツールは、難しいものでなくて大丈夫です。

ツールの例
  • メモアプリ
  • WordやGoogleドキュメント
  • Excelやスプレッドシート
  • Notionなどのノートツール

あとで編集できれば十分です。文章の上手さより、まずは「消えない形で記録すること」を優先しましょう。

書き出す項目は6つに分ける

スキルの棚卸しでは、思いついたことを自由に書いてから、あとで項目ごとに整理すると進めやすくなります。

特に転職活動で使いやすいのは、次の6項目です。

  1. 経験してきた仕事
  2. いつ経験したか
  3. 習得したこと
  4. エピソードや成果
  5. 使ってきたツールや設備
  6. 仕事以外で身につけたスキル
転職前に書き出すスキル棚卸しの6項目

経験してきた仕事を書き出す

まずは、これまで担当してきた仕事を片っ端から書き出します。

この段階では、人に見せる文章にしなくて大丈夫です。「何を担当したか」「どんな工程に関わったか」「どんな役割だったか」を、箇条書きで並べていきます。

製造業や技術職なら、次のような切り口で思い出すと書きやすくなります。

  • 設計、製図、検査、加工、組立、品質管理などの担当工程
  • 扱った製品や部品の種類
  • 使用したCAD、CAM、測定器、加工機
  • 改善した作業、短縮できた時間、減らせたミス
  • 後輩への教育や手順書作成など、周辺業務

会社名、顧客名、図面内容、受注金額などの具体的な機密情報は書かず、応募書類に使える範囲まで一般化しておきます。

いつ経験したかを付け足す

経験を書き出したら、「いつ頃の仕事か」を付け足します。

正確な月まで思い出せない場合は、年だけでも構いません。転職活動で使うときは、職務経歴の流れが分かることが大切です。

書き方の例
  • 2020年4月〜2022年3月: 板金部品の設計補助、2D図面修正
  • 2022年4月〜2024年9月: 3Dモデル作成、部品表作成、外注先との確認
  • 2024年10月〜現在: 設計変更対応、標準部品の整理、手順書作成

時期を入れると、自分の経験年数や成長の流れも見えやすくなります。

習得したことを書き出す

次に、その経験から何ができるようになったかを書きます。

ここで大切なのは、「作業名」ではなく「できること」に変換することです。

経験習得したこと
2D図面の修正寸法、公差、注記の見落としを確認できる
3Dモデル作成干渉や組立性を意識して形状を作れる
加工現場とのやり取り加工しやすい形状や曲げ順を考えられる
不具合対応原因を切り分け、再発防止案を出せる

「当たり前にやっていること」ほど、自分ではスキルだと気づきにくいものです。普段の仕事を細かく分解してみましょう。

エピソードや成果を付け足す

経験とスキルだけでは、まだ少し平面的です。

そこに「どんな場面で役立ったか」「どんな結果につながったか」を足すと、職務経歴書や面接で使いやすい材料になります。

たとえば、次のような形です。

  • 図面修正時に、加工前の寸法抜けに気づいて手戻りを防いだ
  • よく使う部品を整理して、設計時の探す時間を減らした
  • 作業手順をメモ化して、後輩への説明に使えるようにした
  • 現場からの指摘をもとに、曲げやすい形状へ見直した

数字で表せる成果があれば強いですが、無理に盛る必要はありません。事実として説明できる範囲で書きます。

使用ツールや設備を書き出す

使用してきたツールや設備も、転職活動では大事な情報です。

CADやCAM、表計算ソフト、測定器、加工機などは、できるだけ具体的に書いておきましょう。

  • SOLIDWORKS
  • AutoCAD
  • Excel
  • 三次元測定機
  • レーザー加工機
  • プレスブレーキ
  • 生産管理システム

ただし、社外に出せない設備名や社内独自システム名がある場合は、一般的な表現に置き換えてください。

仕事以外のスキルも書いておく

趣味や個人で続けていることも、仕事に関係しそうなら書き出しておきます。

たとえば、動画編集、ブログ運営、プログラミング、資料作成、写真撮影、音楽制作などです。仕事で使っていないだけで、別の職場では強みになることがあります。

面接で人柄や学習習慣を話す材料にもなるので、「仕事ではないから関係ない」と切り捨てず、一度メモしておくとよいです。

棚卸しした内容を応募書類に変える

スキルの棚卸しは、書き出して終わりではありません。

次のように使い道を分けると、転職活動で活用しやすくなります。

棚卸しした内容使い道
経験してきた仕事職務経歴書の職務要約
習得したこと自己PR、保有スキル欄
エピソードや成果面接回答、実績欄
使用ツールや設備スキル欄、求人とのマッチ確認
仕事以外のスキル自己PR、会話のきっかけ

自分で整理しきれない場合は、転職エージェントやキャリア相談サービスに見てもらうのも一つの方法です。

棚卸しのメモがあると、相談するときも「何から話せばいいか分からない」状態になりにくくなります。キャリアアドバイザーに相談する場合も、材料が多いほど具体的なアドバイスを受けやすくなります。

キャリア相談を気軽に試したい場合は、1回単位で相談できるサービスから探す方法もあります。
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転職エージェントに相談するときの準備にも使える

スキルの棚卸しは、転職エージェントに登録する前後の準備にも使えます。

エージェントに相談するとき、自分の経験や希望条件が整理されていると、求人紹介や応募書類の添削が進めやすくなります。履歴書や職務経歴書を最初から完璧に作る必要はありませんが、棚卸しメモだけでも用意しておくと話が早くなります。

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まとめ|まずは人に見せないメモとして書き出す

スキルの棚卸しで大切なのは、最初からきれいに書こうとしないことです。

まずは、自分が経験してきた仕事、時期、身につけたこと、エピソード、使ってきたツール、仕事以外のスキルを書き出します。そのうえで、職務経歴書や自己PR、面接回答に使える形へ整理していきましょう。

転職活動では、自分の経験を自分の言葉で説明できることが大切です。

棚卸しをしておくと、求人を選ぶときも、エージェントに相談するときも、応募書類を作るときも迷いにくくなります。まずはメモアプリを開いて、これまで担当した仕事を一つ書き出すところから始めてみてください。

経験してきた仕事、時期、身につけたこと、エピソード、使ってきたツール、仕事以外のスキルを書き出す。そのうえで、職務経歴書や自己PR、面接回答に使える形へ整理していく。
グラント
板金設計/筐体設計・板金加工歴17年の現役エンジニアです。

精密機器メーカー → FA機器メーカー → 加工メーカー×2 → 現在は、装置メーカー(プラント関係)にて、設計やモデリング・製図・NCデータの作成を主にやっています。

メインツールは『SOLIDWORKS/SheetWorks』

製造業で働く皆なさまが、収入アップを実現できるように、当サイト【グラント】を運営。
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