後悔しない【転職活動の始め方・進め方】転職9回の経験者が具体的に解説

後悔のない転職をするには《目的を達成すること》がもっとも大切です。

後悔する転職の例をあげると、

  • 就きたい職種があったのに、年収を優先してしまった…
  • 年収を上げるのが目的だったのに、通勤時間を優先してしまった…
  • 残業時間を減らしたかったのに、業種を優先……

これらが良い例です。

私は製造業界で4回、その前を含めると9回の転職経験があります。9回中6回、転職してから後悔しています。

理由は、目的が漠然としていたこと、やるべきことをやらなかったことが原因でした。手を抜いて転職活動を進め、目的がはっきりしないまま転職先を決めてしまい、失敗を繰り返しました。

ここでは、「今すぐ転職活動を始めよう。」とか「綿密な計画を立てて転職活動を進めよう。」といった話はしません。綿密な計画があっても、その通りに進むことはまれです。

『計画を立ててその通りに進めたい』という人もいます。それはそれで間違ったやり方とは言いませんが、計画に縛られて、『焦って転職を決めてしまう』ということにはならないでください。

転職は人生の大きな転機になります。焦って進めても良いことはありません。転職活動は、転職する目的を達成することが大切です(←重要なのでもう一度言いました)。

この記事では、転職先に入社するまでの手順を解説しています。転職で後悔しないために読んでいただきたい内容です。

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目次

転職活動の手順

転職活動の手順は以下のとおりです。

転職活動の手順 1.転職する目的を明確にする 2.スキルの棚卸し(自己分析)をする 3.転職エージェント・求人サイトに登録する 4.応募書類(履歴書・職務経歴書など)を作成する 5.応募先を決める 6.面接対策する 7.面接・採用試験を受ける 8.労働条件の交渉 9.採用が決まったら現在の職場に退職届を出す 10.入社の準備

やることが多いように見えますが、転職エージェントを利用すれば代行してもらえる部分が多いので、すべてあなたがやる必要はありません。

一人で転職活動する場合は、すべて自分でこなす必要がありますが、焦らず一つひとつ進めていきましょう。

転職活動を進める準備

転職活動の準備

転職活動を進めるには、準備からはじめます。面倒ですが、準備をしっかりしていれば転職活動がスムーズに進みます。

準備することは以下の5点です。

グラント

行動する前に準備していきましょう。

目的を明確にする

目的を明確にする1.譲れない目的を決める2.妥協できる条件を決める

転職活動する上で『何のために転職するのか?』は明確にしておいてください。この辺がぼんやりしていると、面接ではっきり答えられなかったり、転職した後に後悔したりします。

譲れない目的を決める

「転職したい!」と考えたきっかけがありますよね。例えば、

  • 給料が少ない
  • 労働時間が長すぎる
  • 上司が嫌い

などのネガティブなきっかけ

  • 知識や能力を生かせる会社で働きたい
  • スキルアップのために新しい経験を積みたい
  • 他にやりたい仕事がある

などポジティブなきっかけ

きっかけは転職活動する上で重要な軸になります。転職するきっかけになっているものは、あなたの中で譲れない目的のはずです。

きっかけを目的にしましょう。ネガティブなきっかけでも、目的にすることでポジティブな印象に変換できます。そこに向かって行動していきましょう。

具体的に言うと、

  • 給料が少ない → 給料が上がるところに転職する
  • 労働時間が長すぎる → 残業の少ない会社に転職する
  • 上司が嫌い → 尊敬できる人がいる会社に転職する

転職する目的(あなたの中の譲れない目的)を明確にして、目的達成のために転職活動を進めてください。

妥協できる条件を決める

目的を決めただけでは、まだぼんやりしていますよね。

転職するきっかけとなった目的以外にも、転職することでかなえたいことを、吐き出しましょう。

例えば、

  • 就きたい職種は〇〇
  • 入りたい業界は〇〇
  • リモートワークがしたい
  • 転勤はしたくない
  • 住んでいるところの近くで働きたい

など、転職先に求める希望条件を出しておきましょう。

希望を出してもらってなんですが……すべての希望をかなえられる転職先は、おそらく存在しません。存在したとしても出会えることは、ほんとんどありません。

出した希望をすべてかなえられる転職先を探すのではなく、希望の中で優先順位をつけて、順位の高い希望をかなえられる転職先を探しましょう。優先順位の低い希望条件は、捨ててもいい条件として捉えておいてください。

例えば、収入を上げることの優先順位が高いのなら、『収入の下がる会社へは転職しないけど、住んでいるところから遠くても、引っ越しで対応するから勤務地は妥協する。』など、捨ててもいい条件を決めてください。

グラント

すべての条件を満たす転職先を探していると、成功までの距離が遠くなります。

全体のスケジュールを組む

スケジュールを組む

転職してかなえたいことや、目的が明確になったら、手順を確認しながら、スケジュールを決めていきましょう。

スケジュールはゴールから決めていくと、全体が把握しやすくなります。詰め込みすぎないように、余裕のあるスケジュールにしてください。

転職活動の期間は『3ヶ月+有給休暇』を目安に工程を組む

転職先に入社するまでの期間は3ヶ月+残りの有休で設定しましょう。

理由は転職活動に1ヶ月〜2ヶ月、在職中の場合は退職までに1ヶ月かかることが多いので、はじめは3ヶ月に設定しておいて、長引いたらその都度、修正していけばOKです。

『3ヶ月で転職を決めなければいけない』とは決して考えないでください。あくまで目安です。

3ヶ月間のスケジュールは以下のとおりです。

1ヶ月目
  1. スキルの棚卸し・自己分析
  2. 転職エージェント・求人サイトに登録
  3. 転職エージェントとの面談
  4. 応募書類の作成
2ヶ月目
  1. 応募先の選定・応募
  2. 応募書類の加筆・修正
  3. 面接対策
  4. 企業との面接・採用試験
  5. 労働条件の交渉
  6. 転職先が決まったら、現在の職場に退職の意思を申し出る
3ヶ月目〜
  1. 業務の引き継ぎ・退職手続き
  2. お世話になった人へのあいさつ
  3. 有休消化
工程要する期間
スキルの棚卸し・自己分析1週間
転職エージェント・求人サイトに登録1日
転職エージェントとの面談1日
応募書類の作成1週間
応募先を決める1日〜
面接対策1日
面接・採用試験1日〜
労働条件の交渉一週間
直属の上司に退職の意思を届け出る1日
現在の業務の引き継ぎ、退職の手続き1ヶ月
※有給休暇が残っていれば消化する

現在のカレンダーに当てはめてください。

実際にはじめてみると、希望の求人がなかなか見つからなかったり、複数応募して、面接に時間がかかったりします。サクサク進んで、あっという間に転職が決まることもあります。

先のことはやってみないと分かりませんが、『どのタイミングで何をやるのか』分かっていると行動に移しやすくなります。状況に応じて、スケジュールを調整しながら進めてください。

転職先が決まって、次の仕事へのモチベーションが高いと『休みなんていらない』と考えることがありますが、有休が残っているならすべて消化してから、新天地へ行ってください。

社会人が自由な時間を長期間、確保できることはまれです。仕事があるから諦めていたことをやるいい機会です。貴重な時間なので、残っている有給は必ず消化してください。

私は残っていた有休20日間を、1日も使わずに転職した経験があります。あのときは長期間の引きとめにあい(約4ヶ月)、転職先と約束していた入社日に間に合わなかったので、1日も休めませんでした。

20日間の有給があれば約1ヶ月間、自由に時間を使えます。『やりたかったことができたのに……』と今でも後悔しています。

グラント

無理な引きとめに応じてはいけません。

民法上は2週間前に退職の意思を申し出れば、退職することが認められています(民法第627条1項)。

スキルの棚卸し・自己分析する

スキルの棚卸し・自己分析する
スキルの棚卸しで見えること
  • なにを経験してきたのか?
  • どんなことを知っているのか?
  • なにができるのか?
自己分析で見えること
  • どんな仕事がしたいのか?
  • どんな環境ではたらきたいのか?
  • どんな職場で働きたいのか?

自己分析した結果、転職する目的や希望条件にブレが生じたら『目的』『希望条件』を修正しましょう。

『スキルの棚卸し』や『自己分析』は自分のことを自分で知るため、自分のことを企業に知ってもらうために必要な作業です。これらをしっかしりやっておけば、応募書類の作成や面接、転職先を決める際に役立ちます

とはいえ、「自分の強みや弱み」「本当に自分が求めていること」は、不思議と自分自身では気づけません。簡単に言うと、『自分にとっては当たり前だけど、周りの人からはなぜか評価されること』があなたの強みです。

下記の内容を実践してみて、自分の強みや求めていることがはっきりすれば良いですが、正直なところ、定型的な内容ではすべての人が答えを出せるわけではありません。

徹底的に自己分析して、キャリアプランを設計し、求人に応募する以外の可能性も含めて、絶対に転職を成功させたい場合は、キャリア相談サービスを利用してください。

スキルの棚卸し

スキルの棚卸しは次の手順で自分の経験を書き出してください。『今までやってきたこと』『できること』が分かればいいので、思いつく限り書いてください。

  1. 経験してきたことを書き出す
  2. いつ経験したかを付け足す
  3. 習得したことを付け足す
  4. エピソードを付け足す
  5. 使ってきたツールを書き出す
  6. 好きなことや趣味、興味のあることを書き出す。

詳しくは【具体的なスキルの棚卸しのやり方】で解説しています。

自己分析

スキルの棚卸しをしただけで、自分のことが分かってきたと思います。あとは仕事をとおして『なにがやりたいのか?』『なにをやりたくないのか?』『なにが好きで、なにが嫌いなのか?』書き出しましょう。

例えば、以下の問いに答えてみてください。

  1. デスクワークが好きか
  2. 体を動かす仕事が好きか
  3. 人と話すのは好きか
  4. 新しいことを考えるのが好きか
  5. お金のために働けるか
  6. お金よりも仕事の内容が大切か
  7. 仕事を最優先に働けるか
  8. 趣味や家庭の時間を大切にしたいか
  9. 他の人を引っ張って責任ある仕事をしたいか
  10. 他の人を支援する立場がいいか
  11. 自分のアイデアで仕事を生み出したいか
  12. 任された仕事を淡々とこなしたいか
  13. 今までやってきたことを生かしたいか
  14. 新しいことに挑戦したいか

答えをもとに

  • やりたいこと
  • やりたくないこと
  • 好きなこと
  • 嫌いなこと

を仕事の内容に置き換えて、思いつく限り書いてください。『こういう環境で仕事がやりたい/やりたくない』『この仕事が好き/嫌い』といった具合に文字にすると頭の中が整理できます。

例えば、

やりたい仕事・好きなこと・働きたい環境
  • デスクワーク
  • 考えて脳みそに汗をかく仕事
  • お金よりも誇りに思える仕事
  • 新しいことにチャレンジできる職場
  • 出世するチャンスのある職場
やりたくない仕事・嫌いなこと・働きたくない環境
  • 体力勝負の現場仕事
  • 喋るのがメインの仕事
  • お金を儲けるのが最優先の仕事
  • 残業が当たり前の職場
  • 中途採用だと出世する見込みのない職場

といった具合に好きなように書いて、頭の中をスッキリさせてください。

転職を考えた時点で、『次はこんな仕事がしたい。』という想いがあるでしょうが、もう一度、自分はなにがやりたくて、なにが好きなのかを整理してください。その上で希望の職種や業種を決めて、転職先を探しましょう。

グラント

特に『やりたくないこと』と『嫌いなこと』は、今回の転職で避けてください。

求人情報を収集する

求人情報の収集

希望の職種や業種が絞れましたか?

次は希望する職種や業種がどの程度、求人があって、年収の相場はどの程度なのか?この辺を調べておきましょう。年収の相場を知っておくと、転職してから後悔することがなくなります。

求人情報は、求人サイトや転職エージェントを利用して、情報を得るのが一般的になりました。

こういった転職サイトに登録する際に、自己PRや経歴などを入力できます。現時点では、先のスキルの棚卸しの内容を入力するか、必須項目でなければ、空欄にしておいて徐々に埋めていけば大丈夫です。

求人サイトで情報収集

情報収集の前に『どの求人サイトを使ったら良いか分からん……』ってなっていませんか?

職種や業種が決まっているなら、その職種や業種に特化したサイトを利用することをおすすめします。理由は、専門サイトにしか掲載していない求人情報があったり、無駄な情報を省くことで時短になったりします。

専門サイトを探すには、『求人サイト + [__]←希望の職種や業種』で検索してみてください。

専門のサイトが見つからなければ、一般転職を扱っている『リクナビNEXT』や『エン転職』などをご利用ください。

転職エージェントで情報収集/サポートを受ける

転職エージェントのサイトでも求人情報を掲載しています。ただ、公開している求人情報は、他のサイトでも閲覧できる、一般公開している求人情報のみ。非公開求人の情報は会員登録しないと取得できません

転職エージェントを利用するとメリットが多いので、利用することをおすすめしますが、一人で転職活動を進めたい場合は無理に登録する必要はありません。

転職エージェントも求人サイトと同様に『転職エージェント + [__]←希望の職種や業種』で検索してみてください。

希望の職種や業種に特化した転職エージェントが見つからなければ、総合的に求人を扱っている『doda』や『リクルートエージェント』、外資系企業やハイクラス転職には『JACリクルートメント』をご利用ください。

転職エージェント利用する場合と、一人で転職活動をする場合では、以下のような違いがあります。転職エージェントを利用した方が、有利になります。

転職時にやること一人で転職活動転職エージェント利用
求人情報の検索求人サイトや求人誌で検索希望条件を伝えるだけ
非公開求人の有無情報を取れない紹介してもらえる
気になる求人(企業)のリサーチ口コミサイトやデータバンクなどで調査転職エージェントから情報をもらえる
応募書類の作成・推敲すいこう(添削)一人で作成・推敲作成のサポート・添削してもらえる
応募自分で応募担当のコンサルタントが応募
面接日時の調整自分で調整担当のコンサルタントが調整
面接対策面接対策の勉強と、練習が必要企業毎に対策をサポート
労働条件の交渉自分で交渉(ハードルが高い…)担当のコンサルタントが交渉
入社準備一人で準備担当のコンサルタントがサポート

転職エージェント

スクロールできます
サービス名特徴こんな人におすすめ
doda_ロゴ
doda
履歴書・職務経歴書の書き方から面接対策、企業への推薦状など、きめ細かいサポートを受けられる
転職に関する相談やキャリアカウンセリングなど転職のプロがトータルサポート

会員登録後、カウンセリングを受けることで、企業からのスカウトを待つことも可能
自分に合った求人が見つからない人
転職活動の進め方が分からない人

企業からのスカウトを待ちたい人
JACリクルートメント_ロゴJAC リクルートメント外資系企業や海外進出企業など、グローバル企業への転職に強い転職エージェント
30代以上の管理職経験者のハイクラス転職に実績がある
グローバル企業への転職に興味がある人
管理職経験がある人
メイテックネクスト_ロゴ
ものづくりエンジニア
ITエンジニア
IT系エンジニア・製造系エンジニアなどの技術職の求人に強い転職エージェント
エンジニアの求人数は業界No.1(製造系:10,000件以上/IT系:2,000件以上
エンジニア経験のある人
技術職に転職希望の人
コトラ_ロゴ
コトラ
金融・コンサル・IT・製造業界に強いハイクラス転職支援サービス
各業界の年収800万円〜のハイクラス求人数が多数

※首都圏以外の求人は少ない
転職で年収を上げるのが最優先の人

金融・コンサル・IT・製造業界の経験がある人

応募書類を作成する

応募書類の作成

職務経歴書と履歴書は、必要になるので作成しましょう。

履歴書は規格があるので、JIS規格の標準的なものに近い様式であれば問題ありません。職務経歴書は特に決まりはないので、自由に書いてもらって構いません。

応募書類に作成に迷ったら

どうやって書こうか迷ったら、『履歴書 テンプレート』や『職務経歴書 テンプレート』などで検索してもらうとテンプレートが出てきます。または、登録した転職エージェントや求人サイトにテンプレートが用意されている場合は、簡単に作成できるので、そちらを利用するのもおすすめです。

ネット上のテンプレートは、Microsoftの『Word』や『Excel』のファイル形式が多いですが、無料で使える『Google ドキュメント』や『Google スプレッドシート』で編集ができます。

スマホやタブレットでも、『Word』『Excel』のアプリで編集が可能です。

WordやExcelの代わりに、iPhone・iPadなら『Pages』や『Numbers』で、Androidなら先述の『Google ドキュメント』や『Google スプレッドシート』で編集ができます。

Canvaにも無料のテンプレートが豊富にあるので、デザイン未経験でもカッコいい書類の作成が可能です。各テンプレートは、Canva内で『履歴書』『職務経歴書』で検索してください。

スキルの棚卸しや自己分析の結果をテンプレートに当てはめて、自分なりに文章を書き足すだけで、職務経歴書や履歴書はできてしまいます。

応募書類の作成で使えるツール

応募先によってアピールポイントが異なるので、今の段階ではベースになるものを作成しておけばOKです。

ほとんどの転職エージェントは、応募書類を添削してもらえます。自分なりに書いたら、担当のコンサルタントに添削をお願いしてください。

グラント

転職エージェントを利用すると書類作成でも楽ができます。

クリエイティブな職業(デザインやWebなど)の方は、作品(ポートフォリオ)の提出を求められることがあるので用意しておきましょう。

転職活動を実践する(行動する)

転職を進める、行動する

準備ができたら、あとは行動あるのみです。転職する目的を達成するために行動していきます。

転職するか迷ったら、目的を達成できるかどうかで判断してください。

希望の求人に応募

求人サイトに登録済みなら、希望の条件にマッチする求人を検索します。

転職エージェントに登録しているのであれば、担当のコンサルタントに連絡をとって、求人情報を紹介してもらいましょう。転職エージェントを利用していれば、応募や企業との日程調整は担当のコンサルタントにお任せできます。

転職エージェントを利用せずに一人で転職活動している場合は、応募も企業とのやりとりも自分自身でやることになります。

応募する求人が決まったら、応募先に合わせて志望動機を書き足したり、職務経歴書を調整したりして、応募書類を完成させます。

面接対策・模擬面接

書類選考がとおったら、面接対策をしてください。

転職エージェントを利用しているなら、応募先が『どんなことを質問してくるのか?』『どういう回答を好むのか?』などの情報を持っているので、聞いておきましょう。

自信があっても、転職エージェントでの模擬面接をおすすめします。的外れで役に立たないこともありますが、やった方が良い結果が出しやすくなります。

面接での注意点

面接でやっては行けないこと、心構え
グラント

面接の準備や注意事項を解説していきます。

面接の準備・面接で大切なこと

面接前の準備
  • 持ち物
    • かばん(A4用紙が入るもの)
    • 履歴書・職務経歴書などの応募書類(クリアファイルに入れる)
    • 携帯電話(応募先の電話番号・住所・担当者名を入力する)
    • 筆記用具
    • 腕時計
    • 現金
    • ハンカチ・ティッシュ
  • 身だしなみ
    • できるだけ清潔感のある服装や髪型
    • ラフな格好で良いと言われても、スーツで行くのが無難
遅刻厳禁
  • 約5分前に到着が理想
  • 電車の遅延などで間に合わない場合は必ず事前に連絡
  • 寝坊などで遅刻する場合も正直に連絡

遅刻は相手に大変迷惑のかかる行為。遅刻はしないでください。

質問には必ず答える
  • 分からないことは「分かりません」とはっきり答える
  • 分からない言い訳はしない
  • ダンマリはNG

興味があるのは経験・知識・能力

私は企業との面接を20社は経験しています(←正確な数を覚えてない……)。

企業があなたの、なにを知りたいのか?どこに興味があるのか?というと

  1. どんな経験をあなたがしてきたのか?
  2. どんなことができるのか?
  3. 入社してなにがしたいのか?

この辺を知りたいと考えています。

企業が興味を持っているのは、あなたの経験・知識・能力です。この辺はスキルの棚卸しをしっかりやっていれば、問題なく答えられます。

グラント

あなたの経験や知識、能力が会社に必要だと感じてもらえれば、あとはミスマッチが生じないか探ってきます。

面接で嘘はつかない

採用か不採用かは

  • 企業が求めている経験・知識・能力 ⇆ あなたの経験・知識・能力
  • 企業がしてほしいこと ⇆ あなたのやりたいこと

これらがマッチしているかどうかが大切です。能力が高いか低いかの問題ではないので、嘘はつかずに正直に答えるだけで大丈夫です。

知識や能力がまだ足りない部分に関しては、『これから習得していきたい』と意気込みをアピールしてください。ただ、不得意な分野のスキル習得は、自分を苦しめる発言になるので、正直に答えることが大切です。

面接のテクニックを駆使して採用になっても、後悔する可能性が高いので、テクニックに頼るのは、ほどほどにしましょう。

人物重視、人間性重視と求人情報に掲載している企業がありますが、人物重視とうたっていなくても、『どんな人なのか?』はどの企業も見ています

少しだけ考えてみてください。話してみて『この人とうまくやっていけそうにないな…』と感じる人を採用して、『一緒に働こう!』という人はいません。

合わないと感じて採用になるより、不採用になった方が不幸にならなくて済むので、この場合は『不採用でよかった』と思って大丈夫です。

『人間性を否定された……』とは悩まないでください。

内定をもらったらやること

内定をもらったらやること

内定をもらったら、なるべく早く承諾や保留の連絡をしてください。

内定通知は、メールか電話で来ることがほとんどです。返信は内定通知と同じ連絡手段でしてください(メールできたらメール、電話できたら電話)。

労働条件に関する書類(労働条件通知書)を受けっとていなければ、内定通知の返信の際に、送付するようにお願いしてください。

内定が出たら労働条件を必ず確認

希望の企業から内定通知が届いたらうれしいのは分かりますが、まだ浮かれてはいけません。面接で労働条件についての話はしているはずですが、内定を承諾する前に必ず労働条件を確認してください。

労働条件については、内定通知に労働条件確認書(通知書)が添付されていたり、内定通知に明記されていたりします。

『賃金・勤務地・就業時間・業務内容・契約期間』これらの労働条件を確認せずに内定を承諾してしまうと、後々トラブルになるかもしれません。「こんなはずじゃなかった……」ということにならないように、しっかり確認してください。

グラント

口約束は信用しないでください。書面で確認することでトラブルを回避できます。

特に入社時の賃金は、その後の収入に大きく影響するので、契約前に積極的に交渉しましょう。

転職エージェントを利用している場合は、転職エージェントをとおして交渉できます。一人での転職活動は自分で交渉する必要があります。

退職の意思を告げる

現在の職場を退職する

転職先が決まったら、現在の職場に退職を申し出ましょう。言いづらいかもしれませんが、先延ばしにしても良いことはありません。なるべく早く退職の意思を告げてください。

退職の時期が遅くなると、残っている有給を無駄にしてしまったり、次の職場の入社日に間に合わなくなったりと良いことはありません。

退職は直属の上司へ

退職の意思は直属の上司へ伝えましょう。その後は、会社の指示に従って退職の手続きを進めてください。

言いづらいのは分かります。『この日に言う!』と決めて、無理矢理にでも上司に「いつまでに退職したいです」と、一言だけでも告げる場所と時間を作ってください。

引きとめに合うかもしれませんが、応じないでください。【有休は消化しないと後悔する】でもお話をしていますが、引きとめに応じても後悔することになります。

「残ってくたら……」と好条件を出されることもありますが、退職の意思を伝えてから、今までと同じ関係性を保つことは難しくなります。

『あいつは辞めようとした』という目で周囲から見られることになります。好条件で働けることになっても、仕事も人間関係もギクシャクします。

円満退職を目指す

退職する際は、なるべく円満退職を目指してください。

円満退職するメリットは、前職とのつながりが、ビジネスで役に立つことがあるからです。

世間は狭いもので、思わぬところで前職での人脈が役に立ちます。役に立たないかもしれませんが…未来はわからないので、無駄に人間関係をこじらせて退職するのは避けましょう

最近は『退職代行』というサービスもあります。退職代行を利用すること自体は、悪いことではありません。どうしても「退職させてもらえない」「言い出せない」という状態であれば、退職代行の利用も視野に入れてみてください。

なにも言わずに出勤しなくなる、いわゆる『バックレ』はやめてください。たくさんの人に迷惑のかかる行為です。

入社の準備

次に向けて、入社の準備

業務の引き継ぎ・身の回りの整理・会社の備品の返却など、前の職場でやるべきことをやり終えたら、次の職場への準備をしていきましょう。

お世話になった人へのあいさつ

退職した職場でお世話になった方たちに、退職のあいさつをしておきましょう。再会したときに気まずい思いをしないために、一言だけでもあいさつをしておくと、気持ちよく次の仕事に向き合えます。

次に向けて

転職はスタートダッシュがその後の収入アップに重要です。転職してすぐ『この人、優秀だ』思ってもらえると、出世や年収アップのペースを早められます。

入社までに時間があれば、次の職場で役に立ちそうな本を読むなどして勉強しておくと、評価を上げるのに有利です。

仕事が理由でできなかったことをやる

有休消化などで、退職日から入社日までに時間の余裕があるなら、『仕事があるから』と諦めていたことをやる時間に当てると、その後の人生が豊かになります。

長期間の旅行に出かけたり、家族のためにたっぷり時間を使ったり、仕事を優先したためにできなかったことをやってください。こういう時間は社会人になってからは、ほとんど取れません。

グラント

転職を成功させたご褒美だと思って、有意義な時間をお過ごしください。

まとめ|転職活動は目的を達成するために

目的を明確にする
  • 転職したいと考えたきっかけを軸に、あなたの譲れない目的を明確にする
  • 転職先への希望条件に優先順位をつける

目的達成のために転職活動を進めて、優先順位の低い希望条件は妥協しましょう。

全体のスケジュールを組む
  • 転職活動の期間は3ヶ月+有給が目安
  • 有給は消化しないと後悔する

転職活動に必要な期間はざっくり3ヶ月。有給が残っているなら、消化しないと後悔することになるので、必ず有休消化できるように進めてください。

スキルの棚卸し・自己分析
  • 【スキルの棚卸し】をして、『何を経験してきたのか?』『何ができるのか?』を書き出す
  • 『なにがしたくて、したくないのか?』『なにが好きで、嫌いなのか?』を書き出す

スキルの棚卸しと自己分析の結果から、『なにがしたくて、なにが好きなのか』を整理しておきましょう。

情報収集
  • 求人サイト・転職エージェントで情報収集をする
  • なるべく希望の職種や業種の専門サイトや転職エージェントを利用する

求人サイトや転職エージェントを利用して、希望している職種・業種の年収の相場や、求人の数を知っておいてください。

メリットが多いので転職エージェントの利用をおすすめしますが、コンサルタントとのやりとりが億劫なら、一人で地道に転職活動を進めましょう。

応募書類を作成
  • 履歴書と職務経歴書を作成
  • テンプレートを利用して自分の情報を書き出す

最低限、履歴書と職務経歴書は作成しましょう。テンプレートがネット上にあるので、使いやすいと感じるものをダウンロードして作成するのがおすすめです。

スキルの棚卸しと自己分析の結果を、自分の言葉でテンプレートに書き出して作成します。

行動する
  1. 目的を達成できそうな求人に応募
  2. 面接対策・模擬面接
  3. 面接・採用試験

目的を達成できそうな求人に応募しましょう。スキルの棚卸しを読み直して、面接対策してください。

転職エージェントを利用するなら、模擬面接の実施をお願いしましょう。

面接では、『遅刻しない』『嘘をつかない』

内定!
  1. 内定が出たら必ず労働条件を確認する
  2. 現在の職場に退職の意思を告げる

トラブル回避のために、労働条件は必ず確認しましょう。

現在の職場を辞めるときは、円満退職を目指してください。

入社の準備
  1. お世話になった人へのあいさつ
  2. 有給を消化して有意義な時間に

いつ再会しても良いように、お世話になった方たちに退職のあいさつをしましょう。

残っていた有給は、仕事が理由でできなかったことに使って、有意義な時間をお過すごしください

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