製造業でリモートワーク(テレワーク)は可能か?⇒職種による

製造業は「工場でモノを作るのが仕事」というイメージを持っている方が多いのではないでしょうか?製造業を経験している方は「そんなことはない」のはお分かりでしょうが、『メーカー勤務 = 工場勤め』と思われることが多いです。

実際ものづくりに工場は必要ですが、工場で作業をするだけが製造業ではありません。

メーカーでは企画・研究・開発・設計・生産技術・品質保証・調達・営業。他にもさまざまな職種に就いている人たちが働いています。数ある職種の中で、実際に製造設備や製品に触れる必要がある職種以外は、製造業でもリモートワークは可能です

リモートワークには、テレワークや在宅勤務などの呼び方がありますが、ここでは出社・通勤をしない働き方のことを『リモートワーク』とします。

目次

リモートワークが難しい職種 / 可能な職種

リモートワークのイラスト

具体的にリモートワークが難しい職種について見てみましょう。

リモートワークが難しい職種
  • 研究施設や試験設備が必要な研究開発
  • 実際に工場内で物を作る職種(加工組立
  • 製造された製品を扱う職種(品質管理倉庫管理
  • 設備の保守・管理

上記のような、実際に製造設備や製品に触れる必要がある職種は、リモートワークができません。それ以外であれば、ほとんどの職種でリモートワークは可能。工場とのコミュニケーションもオンラインで完結できます。

リモートワークが可能な職種でも、対面でのコミュニケーションや、勤務地で仕事をすることにこだわる企業も少なくありません。私の勤務先もそうです。ほとんどの人たちが、どこでもできるのに会社で仕事をしています。

私は設計や製図が主な業務です。現状は自宅でできることは自宅で、出社しないと難しいときだけ、出社しています。

普段から仕事量が多すぎて残業や休日出勤が多く、コロナの影響もあったため、『私の現在の状況』『リモートワークのメリット』『必要なもの』を上司に提出し、リモートワークができる環境を手に入れることができました。

リモートワークを始めてみると、工場や営業との打ち合わせや、同僚からの問い合わせが減りました。会議も私が出席しなければ成り立たないもの以外は出ないので、生産性が向上しています。

全員ではありませんが、分からないからすぐに質問していた人が、「分からない」→「一旦、自分で調べる」に変ったので、負担が減りました。

しかし、リモートワークで仕事が成立しても

  • 何が起きているのか実際に見る
  • 製作された実物を確認する

こういったことは大切ですし、現場に行かないと分からないこともあるので、出社日を設ける必要はあります。

グラント

現場(勤務場所)に行かないとできないこと以外は、場所にとらわれず仕事をした方が効率が良いです。

リモートワークをしたいなら

『働き方をリモートワークに変えたいのに、毎日出社している』という場合は、あなたから発信して、行動する必要があります。

待っていても何も変わりません。情報収集・資料作りを少しずつでも進めて、上司に提案しましょう。

リモートワークができる職種に就いているのにできていない場合

モヤモヤするのイラスト

リモートワークができる仕事なのにできていない場合は、導入までのハードルが高いです。

2020年4月に新型コロナウイルスの感染拡大よる1度目の緊急事態宣言が発令され、通勤やオフィスでの感染リスクを避けるためにリモートワークの導入が進みました。

いまだに導入されていないのであれば、経営層がリモートワークに消極的なためでしょう。

『オフィスで新型コロナウイルスのクラスターが発生して、営業できない事態になってしまう』など、経営者の意識が大きく変わるような出来事が起これば、リモートワークを導入せざる得なくなるでしょうが……そんな事態を待っているよりも、従業員側からリモートワークの導入を経営層に働きかけてください

グラント

腰の重すぎる経営層を動かすのは難しいですが、具体的な内容を提案すれば、リモートワークの導入が進む可能性があります。

リモートワークの導入を検討してもらうには
  • 具体的な方法(必要な物・アプリなども)
  • リモートワークを導入しないと起こるかもしれない具体的なリスク
  • リモートワークを導入するメリット

なるべく具体的な内容を提案してみましょう。普段、企画の仕事をしている人であれば、経営層の重い腰を動かせる可能性は大きいです。

具体的に必要なものはこちら

リモートワークができない職種に就いている場合

会社員が協力して前に進むイラスト

今の仕事内容ではリモートワークができないなら答えは簡単です。

職種を変える!

「異動願いを出す」異動できないなら→「転職する」シンプルにこの2択でしょう。『言うは易く行うは難し!』ですが、「出社・通勤がイヤ」「リモートワークができる職種に就きたい」なら難しくても、面倒でも行動しないと何も変わりません

注意するのは、就きたい職種に関するスキルが無いとリスクが大きい(一時的に収入が下がる可能性が大)です。「今の仕事とは違うことがやりたい」「リモートワークがしたい」ならリスクを取って行動する必要があります。

なるべくリスクを小さくしたいなら
  • 就きたい職種に対するスキルを身につける(勉強する)
  • 求人サイトで情報収集をする → 良い情報があれば問い合わせ・応募をする
  • 転職エージェントを利用する(収入が下がるなら転職しない)

このようにノーリスクでできるところから行動していきましょう。

社内での異動や同じ業界内での職種変更であれば、今までやってきたことを生かせるので、一時的に収入が下がってもすぐに上がる可能性が大きいです。

収入が期待より上がらなくても、職種を変更したことで『多様な能力と経験を持った人材』として、転職では有利になります。

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メリットの多いリモートワークをなぜ導入しないのか?

社内の仕組みを整備する必要がある

工事中、整備マーク

リモートワークを取り入れるには、経営層がリモートワークを導入することにメリットを見いだし、ツールの導入・仕組みづくりが必要になります。

ツールの選定や仕組みづくりに時間がかかって、リモートワークを導入しようとしたけどできていない、メリットを感じずにそもそも導入を検討していない会社もあります。

グラント

仕組みづくりは初めから完璧なものはできません。有効性を確認しながら運用して、問題があればその都度、是正していけば良いものになっていきます。

どこでも仕事ができてしまうので、働きすぎる可能性があります。そのため、セルフマネジメント能力は大切です。部下がいれば部下の業務計画をたて、業務管理をする能力も必要になります。

リモートワーク反対派がいる

社内のコミュニケーションについては、ほとんどがチャットで対応可能です。今までの対面や電話でのやりとりは必要なくなります。履歴が残るので、さかのぼってやりとりを確認することができ、無責任な発言が減ります

無責任な人たちからの反対

社内に言いたいことだけ言って、自分は行動しない人いませんか?そんな人を排除できます。

どれだけ無責任な発言に振り回されてきたかを、チャットの導入で実感できます。逆の立場から見てみると、言いたいことが言いづらくなるので、その手の人たちからの反対に合う可能性は大きいです。

リモートワークができない職種の人たちからの反対

リモートワークが不可能な職種の人たちから、反対にあうこともあります。

その場合はリモートワークを導入するとどんなメリットがあって、導入しないとどんなデメリットがあるのかを説明する必要があります。面倒ですが……反対を押し切ってしまうと亀裂が生じます。

そもそも経営層がITに疎い

クエスチョンマークの男の子

経営層がIT関連に弱くて、『オンラインで十分なコミュニケーションをとれることを知らない』『業務管理をどうすればいいのか分からない』『リモートワークに関することがさっぱり分からない』

この辺の問題はITの力を借りれば解決できることですが、経営層がITに疎いと「知らない」「分からない」「調べようともしない」→リモートワークを導入しない。という思考になるのでしょう。

そういう経営者は今までやってきたことにこだわる傾向があります。新しい提案をしても「昔からこうやってきたから」という理由で却下された経験ありませんか?経営者に限らず上司がこのタイプだと、前に進むのが難しくなります。

私はそんな会社で10年間モヤモヤしながら働き続けましたが、悩みに悩んで転職しました。結果、転職して前職の約1.5倍の収入になり、自宅で仕事ができる環境も手に入れることができました。

グラント

前に進めずモヤモヤした毎日を過ごしているなら、自分自身が求める環境を探して、飛び込んでみると世界が変わりますよ。

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まとめ|リモートワークのメリット・デメリット

メリット|無駄な時間が減る

  • 通勤時間が必要ない
  • 嫌いな人がそばに居ない
  • 成果を上げれば(やることやれば)休憩時間が自由
  • 気軽に声をかけられないので、無駄な時間を取られない
  • 問い合わせが減る(すぐに質問していた人が自分で考え、調べるようになる)

デメリット|仕事のやりすぎに注意

  • 時間を忘れて仕事をやりすぎる可能性あり
  • 部下への指導が、直接に比べてオンラインではやりづらい
  • 自分以外の仕事の進捗が分かりづらい(勤務先では肌感覚で分かったものが分からない)
グラント

リモートワークを経験すると、今まで無駄なところに時間と労力をかけてきたことに気づくことができます。

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