PDFを無料で翻訳する方法|Google翻訳・DeepL・AIの使い分け

PDF翻訳でGoogle翻訳、DeepL、AIを使い分けるイメージ

海外の資料、英語のPDFマニュアル、論文のような文書を読むとき、翻訳ツールを使えるとかなり楽になります。

ただし、PDFはWebページや普通のテキストより少し扱いが面倒です。ファイルサイズの制限があったり、レイアウトが崩れたり、スキャン画像の文字がうまく翻訳されなかったりします。

この記事では、PDFを無料で翻訳する方法を、Google翻訳、DeepL、AIの使い分けで整理します。翻訳だけでなく、要約や資料の読み込みにAIを使う場合の考え方もまとめます。

目次

PDF翻訳はどの方法を選べばいい?

PDFを翻訳したいときは、まず目的で選ぶと迷いにくくなります。

目的向いている方法使いどころ
無料で手早くPDFを翻訳したいGoogle翻訳まず試す方法として使いやすい
文章の自然さを重視したいDeepL短いPDFや読みやすさ重視の文書に向く
PDFの内容を理解したいChatGPT / Claude翻訳、要約、用語確認、質問に向く
翻訳済みファイルとして整えたいCodexなどのエージェント型AI翻訳文の作成だけでなく、ファイル編集作業が必要な場合
論文や資料を学習用に読み込みたいNotebookLM要約、質問、学習メモ作りに向く

単に「PDFを日本語にしたい」だけなら、まずはGoogle翻訳で十分です。自然な文章で読みたいならDeepL、内容を質問しながら理解したいならChatGPTなどのAIが便利です。

PDFを英語版の資料として「きれいに作り直す」なら、翻訳だけでは不十分です。文字の差し替えやレイアウト調整に加えて、画像や表が崩れていないかの確認も必要です。CodexやClaude Codeのようなエージェント型AIを使った作業が必要になります。

Web上のPDFを翻訳するための準備

Web上のPDFファイルを翻訳するには、まずファイルをダウンロードする必要があります。

Webサイトによっては、自動でダウンロードが始まりますが、最近ではブラウザでPDFファイルが表示されます。

ブラウザで表示されたPDFファイルをダウンロードするには、「ダウンロードボタン」をクリックしてください。

「Google Chrome」でダウンロード

右上の「矢印アイコン」をクリックするとダウンロードが始まります。

Google Chromeでダウンロード
Google Chrome
「Microsoft Edge」でダウンロード

右上の「ディスクアイコン」をクリックするとダウンロードができます。

Microsoft Edgeでダウンロード
Microsoft Edge
「Safari」でダウンロード

開いているPDFファイルの下の方にポインターを持っていくと、アイコンが表示されます。「ダウンロードボタン」をクリックしてダウンロードしましょう。

Safariでダウンロード
Safari

Google翻訳

Google翻訳は、Googleが提供する無料の自動翻訳サービスです。無制限に使える印象がありますが、実際には利用制限があります。

Google翻訳の制限
  • ファイル形式:「.docx」「.pdf」「.pptx」「.xlsx」
  • サイズ:最大10MB
  • PDFファイル:300ページ以下

※詳しくは「Google翻訳ヘルプ」を参照

Google翻訳はWebブラウザからすぐに利用できます。スマホ用のアプリもありますが、スマホでPDFを翻訳できるのはアプリではなく「Google翻訳 ブラウザ版」のみです。

不自然な翻訳結果になることもありますが、手軽でもっともおすすめできる方法です。

Google翻訳でPDFを翻訳する方法

Google翻訳の公式サイト」にアクセスします。

Google翻訳を開く

ドキュメント」を選択し、翻訳したいファイルをアップロードしてください。ドラッグ&ドロップ、または「ファイルを見る」からアップロードできます。

「ドキュメント」を選択して、ファイルをアップロード

元の言語と翻訳先の言語を選択し、「翻訳」をクリックしてください(例:元の言語は「言語を自動検出」、翻訳先は「日本語」)。

言語を選択して「翻訳」をクリック

翻訳が終わるまでしばらく待ちます。

翻訳中
翻訳中

翻訳が完了すると「翻訳を開く」ボタンが表示されます。ブラウザで開いて内容を確認してください。保存する場合は「翻訳をダウンロード」をクリックします。

「翻訳を開く」または「翻訳をダウンロード」をクリック

DeepLでPDFを翻訳する方法

DeepLは、翻訳文の自然さを重視したいときに使いやすい翻訳サービスです。ただし、無料で翻訳できるファイル数は限られるため、短いPDFや重要な文書に絞って使うのが現実的です。

PDF、Word、PowerPointなどの文書翻訳に対応しており、PDFのレイアウトを保った翻訳も可能です。

DeepL(無料版)の制限
  • ファイル数:1ファイル/月
  • サイズ:最大5MB
  • 文字数(テキスト入力時):50,000文字

※詳しくは「DeepLプラン比較」を参照

条件は変更される可能性があるため、利用前に「DeepLの公式ページ」で最新情報を確認してください。

DeepL翻訳でPDFを翻訳する方法

DeepL翻訳」にアクセスします。

DeepL翻訳

ファイルの翻訳」を選択してください。

ファイルを翻訳するにはアカウントが必要です。お持ちでない場合は作成してください。

ファイルの翻訳を選択→アカウントを作成

文書ファイルを選択」をクリックしてPDFファイルを選ぶか、「ファイルをドラッグ」してアップロードします。

PDFファイルをアップロードする

言語を変更するには、画面上部中央のトグルで切り替え、「日本語に翻訳」をクリックします。

言語を設定して日本語に翻訳をクリック

自動翻訳が始まります。しばらく待ちましょう。Google翻訳に比べて時間がかかります。

翻訳待ち

翻訳が完了すると、自動でダウンロードが始まります。自動でダウンロードが始まらない場合や、もう一度ダウンロードしたい場合は、「再度ダウンロード」をクリックしてください。

ダウンロードは自動。もう一度ダウンロードすることも可能

AIでPDFを翻訳・要約する

PDFの翻訳は、Google翻訳やDeepLだけでなく、AIを使う手もあります。

ChatGPTClaudeのようなチャット型AIは、PDFの内容を読み込んで翻訳したり、要約したり、分からない用語を質問したりする用途に向いています。文章をそのまま翻訳するだけでなく、「この資料の注意点だけ抜き出して」「専門用語をやさしく説明して」のように聞けるのが便利です。

NotebookLMは、資料や論文を読み込んで学習したいときに便利です。PDFの内容をもとに質問したり、要点を整理したりできるため、翻訳済みファイルを作るというより、資料の理解や学習メモ作りに向いています。

CodexClaude Codeのようなエージェント型AIは、翻訳文を作るだけでなく、ファイル編集の作業でも有力な選択肢になります。例えば、PDFの内容を英語版の資料として整えたい場合、翻訳・レイアウト調整・ファイル出力・確認までをエージェント型AIで進められます(Claude Codeは有料でのみ使用可)。

AIを使うと便利ですが、完璧ではありません。専門文書、契約書、法務・医療・安全に関わる文書は、必ず人の確認を入れてください。

Google翻訳・DeepL・AI翻訳・NotebookLMの使い分け

PDF → 翻訳 → 要約 → 活用 の流れと、Google翻訳 / DeepL / AI翻訳 / NotebookLM の使い分け

PDFの翻訳は、1つのツールだけで全部を済ませようとしない方がうまくいきます。

おすすめの使い分けは次のとおりです。

  • 全体を日本語で確認したいGoogle翻訳
  • 短いPDFを自然な文章で読みたいDeepL翻訳
  • PDFの内容について質問したいChatGPTClaudeなどのチャット型AI
  • 論文や資料を学習用に整理したいNotebookLM
  • 翻訳済みの資料ファイルとして整えたいCodexClaude Codeなどのエージェント型AI

とくに資料や論文は、全文をきれいに翻訳するより、先に要約して全体像をつかむ方が早いことがあります。NotebookLMやChatGPTで概要を確認し、必要な章だけGoogle翻訳やDeepLで翻訳する、という使い方も現実的です。

PDF翻訳で失敗しやすいポイントと注意点

PDF翻訳でつまずきやすいのは、次のようなケースです。

  • ファイルサイズが大きすぎる
  • スキャンPDFで文字が画像になっている
  • 表や図が多く、翻訳後にレイアウトが崩れる
  • 専門用語が多く、機械翻訳だけでは意味が分かりづらい
  • 契約書や図面など、外部サービスに入れるべきでない情報が含まれている

PDFに会社の図面、見積、契約書、未公開資料、個人情報が含まれる場合は、無料のWeb翻訳サービスやAIへそのまま入れないでください。便利さより、情報管理を優先しましょう。

無料でPDFファイルを翻訳する方法|まとめ

PDFを無料で翻訳したい場合、まず試しやすいのはGoogle翻訳です。10MBまで、PDFは300ページ以下という制限はありますが、手早く内容を確認するには十分使いやすい方法です。

文章の自然さを重視するならDeepLが便利です。ただし、無料版の文書翻訳は月1件までなので、ここぞというPDFに使うのがよいでしょう。

AIを使う場合は、翻訳だけでなく要約や質問にも使えます。ChatGPTはPDFの内容確認や言い換え、Codexはファイル編集を伴う作業、NotebookLMは資料や論文の理解に向いています。

大切なのは、ツールごとの得意分野を分けて使うことです。PDFを読む目的が「ざっくり理解」なのか、「自然な翻訳」なのか、「資料として作り直す」なのかを決めてから選ぶと、失敗しにくくなります。

グラント
板金設計/筐体設計・板金加工歴17年の現役エンジニアです。

精密機器メーカー → FA機器メーカー → 加工メーカー×2 → 現在は、装置メーカー(プラント関係)にて、設計やモデリング・製図・NCデータの作成を主にやっています。

メインツールは『SOLIDWORKS/SheetWorks』

製造業で働く皆なさまが、収入アップを実現できるように、当サイト【グラント】を運営。
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