Google日本語入力は、Mac / Windows標準のIMEに不満がある場合に有効です。
MacのIMEは、ライブ変換は便利だけど、学習機能に不満がありませんか?Windowsで一発変換できていますか?
予測変換、学習機能に不満があるなら、一度「Google日本語入力」を試してみて、使いやすいIMEを採用してください。
この記事では、Google日本語入力のインストール方法とおすすめの設定を解説しています。
「IME」とは「Input Method Editor」の略で、日本語(ひらがなや漢字、カタカナ)に変換するソフトウェアのことです。
ユーザー辞書の移行の方法は、こちらをご覧ください。
「Mac」にGoogle日本語入力のインストール
「Google日本語入力」←からアプリをダウンロードします。
利用規約を確認して、『同意してインストール』をクリックしてダウンロードしてください。
ダウンロードが完了したら、
『Finder』の『ダウンロード』フォルダにある『GoogleJapaneseInput.dmg』ファイルをダブルクリックしましょう。
『GoogleJapaneseInput.pkg』ダブルクリックして起動します。
インストールの許可を求められるので、『許可』をクリックしてください。
インストーラーが起動するので、『続ける』をクリックしましょう。
『インストール』をクリックします。
Touch IDまたはパスワードを入力して、インストールを許可してください。
インストール後にすぐに設定したい場合は、『有効にする』を選択して『続ける』をクリックしてください。
ダイアログが開くので、『OK』を選択します。
インストール後、Google日本語入力を『有効にする』を選択した場合は、環境設定の入力ソースが開きます。
『ー』をクリックして、必要のない入力ソースを削除しましょう。誤って削除した場合は『+』ボタンで入力ソースに戻すことが可能です。
もし、入力ソースにGoogle日本語入力がない場合は『+』をクリックして『〇〇(Google)』を追加してください。
インストーラーが開いたままなので、『閉じる』をクリックしてインストーラーを閉じます。
インストーラーをゴミ箱に入れるか聞かれます。必要がないので『ゴミ箱に入れる』を選択します。
インストール後は動作が不安定だったり、Google日本語入力が使えなかったりします。そういった症状が出た場合は、Macを「再起動」すると動作が安定します。
インストールしたら、ユーザー辞書の移行をしておきましょう。
Macの環境設定
違うIMEを使うと、どうしても違和感があります。
ここでは、次のような人に、おすすめの設定方法を紹介します。
Macのライブ変換風の設定
Macの日本語入力でライブ変換を使ってから、Google日本語入力に変えると、変換のためにスペースキーを押すのが億劫に感じます。ライブ変換を使っていた場合は、下記の設定がおすすめです。
メニューバーの『あ』または『A』からGoogleの入力ソースを選択します。
Googleの入力ソースを選択した状態で、『環境設定』を開きます。
『入力補助』タブから『句読点変換を有効にする』にチェックを入れてください。
句読点や『?』『!』を入力すると自動で変換されます。ライブ変換と動作が違うので違和感はありますが、変換する手間が省けます。
Windows風の設定
Windowsの日本語入力に慣れている場合は、Microsoft-IMEのキー設定にすることで、ストレスを減らせます。
先程と同じように、メニューバーの『あ』または『A』からGoogleの入力ソースを選択します。
Googleの入力ソースを選択した状態で、環境設定を開きます。
『一般』タブからキー設定の選択で、『MS-IME』を選択してください。
『MS-IME』を選択しておくと、とりあえず全角で入力して、[F10]キーで半角英字に変換するなど、Windowsとほぼ同じ感覚で入力作業ができます。
「Windows」にGoogle日本語入力のインストール
【Google日本語入力】←からアプリをダウンロードします。
利用規約を確認してから、『同意してインストール』をクリックしてください。
自動でダウンロードが始まります。始まらない場合は、『ここをクリック』をクリックします。
ブラウザから直接、またはエクスプローラーを開いて、
ダウンロードフォルダ内の『GoogleJapaneseInputSetup.exe』をダブルクリックしましょう。
ユーザー制御アカウントのダイアログが開きます。『はい』をクリックしてください。
インストールが始まるのでしばらく待ちます。
インストールが完了すると初期設定のダイアログが開きます。
Google日本語入力をメインで使う場合は、すべてにチェックが入った状態で『OK』ボタンをクリックしましょう。
インストールは以上です。
[Windows] + [スペース]キーで、「Microsoft-IME」と「Google日本語入力」を切り替え可能です。
Windowsの日本語入力をMac風にする
ここでは、Macも使用する方向けに、Mac風に半角/全角を切り替える設定を紹介します。
Macはスペースキー横の[英数]キーで半角、[かな]キーで全角に切り替えます。
Windowsで同じ位置にある[無変換]キーと[変換]キーで同じ動作をするように設定します。
タスクバーにある『A』または『あ』を右クリックして、「プロパティ」を選択してください。
『一般』タブから、キー設定の選択の『編集』をクリックしてください。
下にスクロールして、入力キー列の中から『Henkan』を探します(『入力キー』をクリックすると、キーでソート可能)。
下の画像のように、『IME有効化』コマンドを割り当てましょう。
入力キー列の『Muhenkan』に『IMEを無効化』を割り当てて、『OK』ボタンをクリックします。
無変換キーで、全角カタカナ変換したい場合は、『変換前入力中』と『変換中』を『全角カタカナに変換』にしましょう。
設定が完了したら、『OK』ボタンでプロパティを閉じます。
この設定をすると、[無変換]キーで半角、[変換]キーで全角に切り替えられます。
[変換]キーで再変換ができなくなりますが、[Ctrl]+[Back Space]で再変換は可能です。
Macと同じような感覚で入力作業ができるので、WindowsとMacを両方使用する方におすすめです。
MacとWindowsを両方使用する場合は、こちらの設定もおすすめです。
MacとWindowsの両方で使えるキーボードをこちらにまとめています。
サジェスト(変換候補)が邪魔・位置がおかしいときの直し方
Google日本語入力を使っていると、サジェスト(変換候補)がおかしなところに表示されることがあります。
「サジェストが邪魔で入力している文字が見えない……」といったこともあります。
諦めないでください。直ります。
方法は「Google日本語入力レンダラー」を終了します。実際のやり方を見ていきましょう。
Macのサジェストの位置を直す
「Command」+「スペース」キーを押して、「アクティビティモニタ」と入力しましょう。
「アクティビティモニタ.app」をクリックしてください。
または、「Launchpad」の「その他」の中にある「アクティビティモニタ」をクリックしましょう。
「google」で検索して、「GoogleJapaneselnputRenderer」をダブルクリックします。
「終了」をクリックしてください。
もう一度、終了していいか聞かれるので、「終了」をクリックしましょう。
真下にサジェスト(変換候補)が表示されるか、確認しましょう。
これで直らない場合は、諦めて「再起動」してください。
Windowsのサジェストの位置を直す
「Ctrl」+「Shift」+「Esc」キーを押して、「タスクマネージャー」を開いてください。
または、「タスクバー」の何もないところを右クリックして、「タスクマネージャー」をクリックしましょう。
「Google 日本語入力 レンダラー」を右クリックして、「タスク終了」を選択してください。
Windows 10の場合は、「名前」でソートすると見つけやすいです。Windows 11は「Google」で検索しましょう。
これで日本語を入力してみてください。入力中の真下にサジェスト(変換候補)が表示されます。
直らない場合は、「再起動」してください。
Google日本語入力のインストールと設定|まとめ
- 【Google日本語入力】←からアプリをダウンロード
- ダウンロードしたファイルを開く
- 各種許可をして、インストール
文字入力が快適にできるかどうかは、作業スピードに大きく影響します。予測変換や、学習機能は標準のIMEに比べて、Googleの方が優秀な感はあります。
Macの場合は、「ライブ変換が使えなくなる」「ユーザー辞書がiPhoneと同期できない」など、デメリットがあります。
合わなかったら戻せばいいだけなので、好みのIME、好みの設定を探し当ててください。