【朗報】タイピングが楽しくなるキーボード|MX KEYS miniレビュー

MX KEYS miniレビュー_アイキャッチ

「薄いキーボード(パンタグラフ)が好き」「テンキーいらない」「テンキーは左手で使う」という、あなたに朗報です。

ロジクールの「MX KEYS mini」はそんなあなたにぴったりです。

でも、高い……(定価¥15,950 ※2024年1月現在)。安いキーボードなら、1,000円程度で買えます。キーボードにこの金額を出すのは、勇気がいります。

\キーボードは1,000円ぐらいで買えちゃう……↓/

私はもともと、キーボードにはこだわりのないタイプ。なのに買ってしまいました。このバカ高いキーボードを。きっかけは、指に痛みを感じ始めたことです。

MX KEYS miniを買うまでは、安いけど多機能なキーボードを愛用していました。

\使っていたのはこれ/

特に不満はなかったのですが、文章を書く仕事が増えたことで指に異変が……耐えられなくなって、キーボードを物色し始めます。

指の痛みは、「キーストロークの浅い、パンタグラフ式のキーボードが原因ではないか?」と、仮説を立てました。そこで、家電量販店などでメンブレンやメカニカルキーボードを試し打ちしてみると、どうもしっくりきません。

パンタグラフとは?「キー構造のざっくり解説」はここをクリック
メンブレン

もっとも安く、一般的なキー構造です。ラバードームでキートップを支えています。名前のとおりゴムで支えているため、打ちごこちは「グニャッ」とした感触です。

キーストロークは深めです。

パンタグラフ

パンタフラフ形状(ひし形)の支持構造(バネ)と、ラバードーム合わせたキー構造です。キーが安定していて、ガタつきが少ないのが特徴です。

キーストロークが浅く、薄いキーボードを設計できるため、多くのノートパソコンに採用されています。

メカニカル

1つのキーに対して、1つのスイッチとバネが組み込まれています。スプリングの硬さやスイッチ形状により打ちごこちが変わります。音が大きく、静かな場所での使用には不向きです。

キーストロークは深めで、耐久性の高い構造です。

グラント

ノートパソコンでの作業も多いので、慣れているパンタグラフが打ちやすい。

やはり『パンタグラフからは離れられない』ということで、パンタグラフで良さげなキーボードを探したところ、条件にマッチするのは「MX KEYS mini」しかありませんでした。

探した条件は次のとおりです。

  • テンキーレス
  • パンタグラフ
  • Windows・Macの両方で使える
  • MacBookとキー配列がなるべく似ている
  • 打ちやすい(長時間の入力に指が耐えられそう)
  • 見た目がカッコいい
グラント

同じ条件で探しているあなたは、MX KEYS miniを買えば後悔しません。

\テンキーレスのパンタグラフキーボードはこれが最適解/

購入後に困ったことがあったら、こちらをご覧ください。

目次

MX KEYS mini|スペック表

メーカー・ブランドLogicool(ロジクール)
型番・製品名MX KEYS mini (KX700)
キー構造パンタグラフ
キーピッチ19mm
キーストローク1.8mm
サイズ295.99mm×131.95mm×20.97mm
重量506.4g
接続方法Bluetooth・Logi Bolt USBレシーバー(別売り)
接続可能台数3台
充電方法USB Type-C(最長10日/バックライトOFFで最長5ヶ月)
対応OSWindows・macOS・Linux・Chrome OS・iOS・Android
カラーグラファイト [KX700GR]
ペイルグレー [KX700PG]
ローズ [KX700RO]
グラファイト [KX700GRd](Amazon限定)
保証2年間無償保証 ※「KX700GRd」は1年保証

Amazon限定の「KX700GRd」は、保証が通常の2年から1年間になります。その分、少し安く買えるのでお得です(保証期間以外は、通常のKX700GRと同様)。

【MX KEYS mini】の特徴

良いところ
  • 打鍵感が気持ちいい
  • 打鍵音が小さい
  • 質感がいい(高級感がある)
  • 小さい(295.99mm×131.95mm×20.97mm)
  • 3台まで接続可能なマルチペアリング
  • 「マイクのミュート/ミュート解除」ボタンが便利
  • 光る(バックライト付き)
  • Logicool Flow対応マウスと互換性あり
  • Windows・Mac 両対応
  • 充電式(最長10日/バックライトOFFで最長5ヶ月使用できる)
  • カッコいい
残念なところ
  • 価格が高い
  • 重い(506.4g)
  • 有線接続ができない
  • 角度調節ができない
  • Logi Bolt USBレシーバーが別売り
  • キーの文字が、バックライトなしだと見づらい

開封|梱包内容

開封していきましょう。

私が買ったのは、「KX700GRd」Amazon限定の少しお安いモデルです(保証期間が2年から1年に短くなる以外は、通常のグラファイト「KX700GR」と同じ)。

外箱はこんな感じです。右上がつぶれていますが、中身は無事でした。

「MX KEYS mini」の外箱 正面
外箱 正面
「MX KEYS mini」の外箱 上面
外箱 上面
「MX KEYS mini」の外箱 背面
外箱 背面

箱を開けると、紙に包まれた本体が登場します。ふたの部分に簡単な説明が印刷されています。

「MX KEYS mini」の箱を開けたところ
ふたを開けたところ

本体を取り出すと、下に小さな箱が現れます。

「MX KEYS mini」を取り出したところ
本体を取り出したところ

小さい箱の中身は「充電用ケーブル(USB Type C-A)」「保証書」「注意事項」などが入っていました。

小さい箱の中身
小さい箱の中身

紙に包まれた本体をむいていきましょう。

紙に包まれた「MX KEYS mini」
紙に包まれた「MX KEYS mini」

「MX KEYS mini」とご対面です。カッコいいですね。

一緒に入っていたカードは、「他の商品も買ってね」という案内でした。ポイしちゃって構いません。

MX KEYS miniと一緒に入っていたカード
梱包内容
  • MX KEYS mini 本体
  • USB Type C-A ケーブル
  • 保証書
  • 注意書き
  • バッテリーの廃棄方法
  • 広告カード
梱包内容-2|USB Type C-A ケーブルと紙類
梱包内容-1|MX KEYS mini 本体と宣伝カード

【MX KEYS mini】を使うメリット/デメリット

メリットとデメリットを次の8項目で見ていきましょう。

打鍵感が気持ちいい|音が小さい

打鍵感がこのキーボードの最大の魅力です。

パンタグラフなので、ノートパソコンでよくある「ペチペチ系の打鍵感」です。不思議なことに、このキーボードにしかない気持ち良さがあります。

押すとスムーズに沈み込み、跳ね返してくる感触がしっかりあり心地よいです。キートップには指にぴったりとフィットするくぼみがあり、打鍵の快適さを高めています。

グラント

ごめんなさい。これ以上、この感触をうまく表現する術を私は持ちません……

試し打ちが可能なお店が、近くにあればぜひ試していただきたい。実際に触ると、このキーボードのファンの多さが納得できます。

キーストロークは1.8mmになっており、一般的なパンタグラフキーボードの深さです。MacBookやMagic Keyboardのキーストロークは1mm程度と浅いので、Appleのキーボードと比べると深めになります。

「MX KEYS」と「MacBook」のキーの高さを比較
左:MX KEYS|右:MacBook

無音とはいきませんが、音は静かです。オフィスや家庭で「いつも騒音扱いされて困っている人」におすすめです。

音をさらに抑えたい場合は、キーボードカバーをすると、ペチペチ音が消えてほぼ無音になります。

グラント

私は夜中など、音が気になる時だけカバーを付けています。打ちごこちの良さは半減ですが、気を使って打つよりはマシです。

\MX KEYS mini専用 キーボードカバー/

角度調節ができない|薄型キーボード

MX KEYS miniには、角度調節の機構がありません。

私がはじめて使った時は、「もう少し角度がついていた方が打ちやすい」と感じました。

グラント

今では慣れてしまったので、角度を変えたいとはまったく思いません。

角度を調節するには、下に本か何かを敷くしかありません。ただ、ほとんどの人は、この角度で満足すると思います。「超立ってる方が好み」という人は別ですが……

角度調節はできない
角度調節はできない

↑ご覧のとおり、薄型のキーボードなので、リストレストがなくても疲れません(もっとも薄い部分は約6mm)。

『デスクのスペースを広く使いたい』というあなたは、余計なものを置かなくていいので、大きなメリットになります。

反対に、『固いデスクの上に腕を置きたくない』というあなたは、リストレストが使えないというデメリットがあります。

リストレストを使いたい場合は、MX KEYSに適合性のある「MX PALM REST」がおすすめです。フルサイズのMX KEYS用なので、MX KEYS miniには大きいのですが、厚さはピッタリです。

グラント

右に寄せれば、『キーボードとマウスでリストレストを兼用できる』意外なメリットがあったりします。マウスにリストレストが必要なければ、邪魔なだけですが……

\MX KEYS用パームレスト/

質感がいい・カッコいい

もうひとつの魅力は、質感です。安っぽさがなく、高級感があります。

「材質が高級」というわけではありません。アルミ筐体ではなく、プラスチックです。しかし、塗装や全体のデザインが秀逸です。

『質感とか、高級感とか、どうでもいい』って思いますか?どうせ使うなら、自分が「ときめくもの」「カッコいい」と感じるものを使いたくはありませんか?

私は、「ときめくもの」を使うと、単純にテンションが上がります。

MX KEYS miniを例にすると、次のようなことが起こります。

  1. カッコいいので触りたくなる
  2. 無駄にパソコンの前に座る
  3. 文字を打ちはじめる
  4. いつの間にか仕事してる

「質感がいい・カッコいいから仕事の効率が上がる」ということはありません。しかし、気分が上がるので、嫌な仕事でも気持ちが軽くなります。個人的にはこれがけっこう大事だと思っています。

ひとつだけ、注意点があります。MX KEYS miniは、キーの文字が見づらいです。

薄暗い場所ではバックライト必須
薄暗い場所ではバックライト必須

明るい場所では問題ありませんが、薄暗い場所だと、何が書いてあるかよく分かりません。慣れてしまえば、手元はほとんど見ないので問題はないのですが、慣れるまでは薄暗い場所でのバックライトは必須です。

グラント

私は明るい場所でも無駄に光らせてます。カッコいいので。

\カッコいいテンキーレスキーボード/

小さいけど、携帯するには重い

MX KEYS miniを携帯用のキーボードにしようと考えてるなら、おすすめしません。

「小さい」という意味では、タブレットやスマホ用のキーボードとして、持ち歩くのに便利です。しかし、重い(506.4g)ので持って歩くのは、違うキーボードの方が良いかと思います。

例えば、「K380」は軽くて安いので携帯向きです(423g)。↓

もっと軽さを求めるなら、サンワサプライの「400-SKB073」が軽いです(270g)。↓

「重さはそんなに気しない」「車移動がメイン」というあなたは、携帯用のケースを用意しておきましょう。

3台まで接続可能なマルチペアリング

MX KEYS miniは、最大3台までペアリングが可能です。

接続方法は「Bluetooth」か「Logi Bolt USB レシーバー」の2種類です。レシーバーは付属していないので、お持ちでない場合は別途、購入する必要があります。

グラント

Bluetoothに対応していないパソコンに接続する場合は、「Logi Bolt USB レシーバー」を用意しましょう。

\USBで無線接続するには、Logi Bolt USB レシーバーが必要/

Logi Boltが登場するまでは、ロジクールのレシーバーといえば「Unifying USB レシーバー」でした。MX KEYS miniはUnifyingには対応していないので注意してください。

切り替えは「F1」「F2」「F3」キーを押すだけで、簡単に切り替わります。

ペアリングは3台まで。F1・F2・F3で切り替え。

驚きなのは接続の速さです。Bluetoothは、接続するまで2,3秒かかる印象がありました。MX KEYS miniは、約1秒でつながります。

Logicool FLOW」を使った際に、よりシームレスが切り替えが可能です。

グラント

とはいっても、USBレシーバーの方が接続は速いです。一瞬でつながります。

2台のデバイスを「FLOW」を使って作業する場合は、Logi Bolt USB レシーバーの方がおすすめです。デュアルディスプレイ感覚で、2台のパソコンを操作できます。Logi Boltが2つ必要なのはつらいですが……

デバイスを切り替えて作業することが少ない場合は、Bluetoothで十分です。ちょっとした待ち時間は発生しますが、約1秒なのでイライラすることはありません(急いでいるときは若干、イラっとします)。

\Logi Bolt USB レシーバーは別売り/

便利な特殊機能キー

MX KEYS miniの特殊機能キーは「F4」〜「F12」+「ins」キーの10個です。この10個のキーには、「Logi Options+」で他の機能やショートカットキー、Smart Actions(複数タスクの自動化)の割り当てが可能です。

カスタマイズできるキーは10個
カスタマイズできるキーは10個

最近のキーボードは、音量調整や再生、曲送りなどの機能キーがあるのは当たり前になっています。

MX KEYS miniには、他のキーボードとは違う、少し変わった特殊機能キーがあります。

具体的には、次のようなキーです。

「MX KEYS mini」独自の機能キー
  • ディクテーション(音声入力):「F6」キー
  • 絵文字:「F7」キー
  • スクリーンショット:「F8」キー
  • マイクのミュート/ミュート解除:「F9」キー

オンライン会議には「マイクのミュート/ミュート解除」がないと不安

「ミュート/ミュート解除」キー

私がもっとも便利だと感じているのは、「マイクのミュート/ミュート解除」です。

この機能は、オンライン会議やビデオ通話など、デバイスのマイクを使用しているときに便利です。

マイクのミュート/ミュート解除をする場合、「ポインターをミュートボタンに移動してクリック」または「複数のキーを押す」という動作が必要になります。これが「すぐミュートにしたい」「今すぐ発言したい」といった場合、煩わしいです。

MX KEYS miniを使えば、これがボタンひとつでできるようになります。しかも、ミュート中のアイコンが大きく表示されるので、今マイクがONなのか、OFFなのか、一目でわかるので会議中も安心です。

グラント

『もしかして、今マイクはいってる?』といった、ドキッとする瞬間を減らせます。

「MX KEYS」でミュート中のアイコン

ショートカットを覚えていると特殊機能キーは使わない

「ミュート/ミュート解除」機能は便利ですが、他の機能はショートカットを覚えている場合、使いません。

「絵文字」「スクショ」「ディクテーション」のショートカットは次のようになっています。

Windowsのショートカット
  • 絵文字→「Windows キー」+「.」
  • スクショ→「Windows キー」+「Shift」+「S」
  • ディクテーション→「Windows キー」+「H」
Macのショートカット
  • 絵文字→「Command」+「Control」+「スペース」
  • スクショ→「Command」+「Shift」+「4」or「Command」+「Shift」+「5」
  • ディクテーション→ 例:)「地球儀」×2 ≫ 設定方法はこちら

機能キーを使えば、押すボタンが一つになります。しかし、私の場合は、使い慣れたショートカットの置き換えにはなりませんでした。

音声入力がボタン一つでできるようになるディクテーションキーですが、残念ながらWindows 10には対応していません。

「Windows 11」と「Mac」では、問題なく機能しました。

\ミュート・ミュート解除キーが便利/

Windows・Mac 両対応|キー配置の注意点

MX KEYS miniは、「Windows」と「Mac」両方で使えるように設計されています。

『WindowsもMacも使う』というあなたは、MX KEYS miniを買えば間違いありません。しかし、両方使えるからこその問題もあります。

Ctrlキーは左だけ

キーの配置はどちらかというと、Macよりに感じます。

なぜかというと、Windowsでよく使う修飾キーといえば、「Ctrl」です。この「Ctrl」キーが、左に一つしかありません。

Macでよく使う「Command」キーは、左右にあります。

「Ctrlキー」は左に1つ「Commandキー」は左右に2つ
「Ctrlキー」は左に1つ
グラント

個人的な好みで言えば、「Ctrlキー」が左右にあった方がうれしかった……

Macは、修飾キーの配置を簡単に入れ替えられます。

Macのキーボード設定で「Command」と「Control」を入れ替えれば、Windowsの「Ctrl」キーとMacの「Command」キーが左右に2つになるから使いやすかったのに……

Keyboard Manager」を使って、Windowsの「Ctrl」キーと「Alt」キーを入れ替えることも考えましたが、Windowsは他の人も触るので諦めました。

どうしても「Ctrl」キーが左右にないと困る場合は、サンワサプライの「400-SKB073」か、エレコムの「TK-FBP100」くらいしか選択肢がありません。

MacBookとのキー配置の違い

MacBookユーザーが、外付け用にMX KEYS miniを選ぶことが多いようです(私も)。MacBookとの違いをざっと紹介します。

MacBook Airのキー配置
MacBook Airのキー配置
MX KEYS miniのキー配置
MX KEYS miniのキー配置
  • 「Delete」キーがある
  • 「FN」キーが左にある
  • ファンクションキーの大きさと位置が違う
  • 「かな」「英数」キーが右にズレている
「Delete」キーがある

MX KEYS miniにある「Delete(del)」キーは、Windowsの「Delete」キーと同じ働きをします。文字入力をしている場合は、カーソルの右側の文字を消すのに使えます。

MacBookでカーソルの右側の文字を消すには、「FN」+「Delete」または、「Control」+「D」と、2つのキーを押す必要あります。

これが一つのキーで可能になります。個人的には、超便利です。

グラント

MacBookにも採用してもらいたいくらいです。

「FN」キーが左にある

普段から「FN」キーをよく使う場合は、戸惑います。

例えば、MacBookでは、「FN」+「Delete」や「FN」+「カーソル」は、右手だけで操作可能です。しかし、MX KEYS miniでは左手も必要になります。

「Command」キーを「FN」キーと交換すれば、MacBookと同じ位置になります。ですが、そうすると「FN」キーが左右に2つ、「Command」キーが左に1つ、という微妙な感じになってしまいます……

ファンクションキーの大きさと位置が違う

MX KEYS miniを使い始めたころは、ファンクションキーのタイプミスが頻発しました。

例えば、全角カタカナに変換する「F7」キーは、キー1つ分ズレているので、間違えて「F8」(半角カタカナ)を押してしまう。といったミスが増えます。

グラント

「変換にファンクションキーを使わない」方法もありますが、Windowsも使っていると、どうしても押したくなります……

「かな」「英数」キーが右にズレている

「かな」と「英数」キーが、約6mm小さくなっていて、約8mm(キー約半個分)、右にズレています。

「かな」キーを押そうとして、間違えて「スペース」を押しがちです。

補足

「Control」と「Caps Lock」の位置が逆ですが、Macの設定で入れ替えられます。MX KEYS miniをMacBookと同じにすることが可能です。

逆に、MacBookをMX KEYS miniと同じにすることもできます。
≫ Macの修飾キーを入れ替える方法はこちら

充電式(最長10日/バックライトOFFで最長5ヶ月使用できる)

MX KEYS miniは充電式です。

充電端子は、みんな大好き「USB Type-C」です。場所は右上にあります。

パソコンに接続しても、有線キーボードとしては認識しません。充電するためだけの端子です。

充電端子は右上にある「USB Type-C」

『そこはちょっとスペースが厳しい』という場合は、L字のケーブルか、変換アダプタをご利用ください。

\L字ケーブル/

\L字アダプター/

カタログには、満充電で「最長10日/バックライトOFFで最長5ヶ月使用できる」と書かれています。

実際に私が使用した実績では、1週間で残り40%まで減っていました。40%残っていれば3日は持つので、10日間は嘘ではないようです。

1週間使用したときのバッテリー残量

1週間の使用条件は次のとおりです。

1週間使用した条件
  • 電源スイッチは常にON
  • バックライトはON(自動)
  • 使用時間は1日、10時間〜12時間
  • 数値入力に別途テンキー使用

使わないときは電源スイッチをOFFにすれば、節電になるのでしょうが、面倒なので私は常にONです。それでも極端に使用時間が短くなるわけではなさそうです。

グラント

キーボードに触っていないときは、しっかり節電しています。スリープからの、打ちはじめの反応も良好です(優秀)。

\満充電で最長10日/バックライトOFFで最長5ヶ月/

数値入力にテンキーレスが不利にならない理由

テンキーレスはデメリットではない。テンキーが左に置ける。

「そもそもテンキーがない時点で大きなデメリットじゃないの?」と思っていませんか?

グラント

正直、私も長年そう思っていて、「テンキーがない」なんて考えられない人生でした。

普段の作業を思い返してみてください。右手の仕事量、多くないですか?

テンキー付きのキーボードでは、マウスや数値入力、カーソル移動など、すべて右手の仕事になります。左手はといえば、割と暇してます。

しかも、数値入力をしながら、マウスを操作したい場面がけっこうあります。そういう場面では、「右手大忙し、左手超ヒマ」という状況になります。

グラント

かといって、左手でテンキーを使うと、体勢がキツイ……

この問題、左にテンキーを置けばすべて解決します。

テンキーレスキーボードにすれば、マウスまでの移動距離も短くなって、忙しかった右手の負担をさらに減らせます。

左手でテンキーを使うのは、慣れるまでは苦痛です。うまくいかなくてイライラします。しかし、タッチタイピングと同じで、練習すればできるようになります。

無理にテンキーを左手で使わなくても、「必要なときだけ、テンキーをそっと右側に添える」という使い方もテンキーレスキーボードなら可能です。

文章を書くのにテンキーは使わないので、邪魔でしかありません。そういった場合は退去してもらって、必要なときだけ登場してもらう。そんな都合のいいテンキーの使い方ができるのが、テンキーレスキーボードのメリットです。

\右にあったあいつらを左に移動/

\計算に便利なテンキー/

\安いけど多機能なテンキー/

まとめ|【MX KEYS mini】をおすすめできる人/できない人

最後に、「MX KEYS mini」をおすすめできる人/できない人の特徴をまとめます。

おすすめできる人

  • パンタグラフ式キーボードが好きな人
  • 音が静かなキーボードが好きな人
  • テンキーの必要性を感じない人
  • テンキーは左手派の人
  • カッコいいものが好きな人
  • 1台のキーボードで複数のデバイスを操作する人
  • Windowsも、Macも、両方使う人

パンタグラフキーボードが好きな人には、最高のキーボードです。上記の条件に当てはまるあなたは、買っても後悔しません。

私は安物キーボード派だったので、購入するまで悩みまくりました。指を痛めなければ、買っていなかったかもしれません。

グラント

買ってから「もっと早く買えばよかったー!」ってことありますよね。私にとって、MX KEYS miniはそれでした。キーボード沼にハマりそうで怖い……

価格が高いので、躊躇ちゅうちょするかもしれません。しかし、妥協してお買い物をすると、すぐに違うものを買う羽目になります。

キーボードは一度買ってしまえば長く使えるものです。妥協せずに本当に欲しいものを買ってください。

おすすめできない人

  • メンブレンやメカニカルなど、キーストロークは深めが好きな人
  • 有線キーボード派の人
  • フルサイズキーボードしか興味がない人
  • 持ち歩き用のキーボードを探している人

MX KEYS miniは、パンタグラフ式なのでキーストロークは浅めです(1.8mm)。「キーストロークは深めが好き」という人には向きません。メンブレンやメカニカルキーボードを購入してください。MX KEYS miniを買うと後悔します。

持って歩くなら「K380」や「400-SKB073」などの軽いキーボードがおすすめです。MX KEYS miniは、重量があるため、持って歩くのには向いていません。

フルサイズのサイズ感が好きな人は「MX KEYS S」の方がおすすめです。「MX KEYS mini」にテンキーを追加することはできますが、小さいキーボードが2つ並んでいる状態になります。

フルサイズのレイアウトやサイズ感に慣れていて、テンキーレスには抵抗がある場合は、無理せず「MX KEYS S」を購入しましょう。

\フルサイズならこっち/

\携帯するならこっち/

グラント
板金設計/筐体設計・板金加工歴17年の現役エンジニアです。

精密機器メーカー → FA機器メーカー → 加工メーカー×2 → 現在は、装置メーカー(プラント関係)にて、設計やモデリング・製図・NCデータの作成を主にやっています。

メインツールは『SOLIDWORKS/SheetWorks』

製造業で働く皆なさまが、収入アップを実現できるように、当サイト【グラント】を運営。
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