「macOS 15 Sequoia」でウィンドウ操作が劇的に改善されました!
ウィンドウをドラッグして並べるのが簡単になったため、もはや「サードパーティ製アプリが必須」とは言えなくなりました。
より快適に使いたい場合は、ショートカットを活用できる有料アプリや無料アプリを試してみてください。個人的におすすめなのは「Rectangle」です。
この記事では、MacでWindowsのようにウィンドウを瞬時に整理する方法をご紹介します。
- Macの標準機能「Split View」を用いたウィンドウの整理方法
- 安心安全な有料アプリの紹介
- 無料アプリで一瞬でウインドウを並べる方法
Mac標準「Split View」で左右に並べる
Macの標準機能でウィンドウを並べることは可能です。
すでにこの操作方法を知っている方は、次に進んでください。
≫ 次の項目へ飛ぶ
Split Viewの使い方
ウィンドウの左上にポインターを移動し、「緑の丸ボタン」の上でしばらく待機するか、長押ししてください。
メニューが開き、「ウィンドウの配置やサイズ変更」「フルスクリーンで並べる」などが選択できます。
フルスクリーンで左右に並べるのは、使いづらいのでおすすめしません。
ドラッグして並べる
ウィンドウを画面をドラッグするだけで、簡単に並べられます。
「Option」キーを押しながら、寄せたい場所へウィンドウをドラッグすると、白い枠が表示されます。その枠が表示された状態でドロップ(マウスボタンを離す)だけで完了です。
「Option」キーを押さなくても、画面の端にぶつけるだけでも可能です。
もっと快適にウィンドウを操作したいあなたは、以下のアプリを試してみてください。
有料アプリ(App Storeから入手可能)
有料アプリの中でよく知られているのは次の二つです。
- BetterSnapTool (¥400)
- Magnet マグネット (¥490)
どちらもApp Storeからダウンロードが可能です。Appleが審査済のアプリなので、安心して使えます。
「BetterSnapTool」は日本語に対応していませんが、「Magnet マグネット」は日本語で使えます。
価格差は90円なので、英語が苦手な場合は「Magnet マグネット」の方がストレスなく使えるのでおすすめです。
私はお金を使いたくないので、無料アプリを使用しています。
「App Storeからダウンロードできなくても無料の方がいい」というあなたは、次に紹介する無料アプリをご覧ください。
無料アプリ(公式サイトからのみダウンロード)
無料アプリは「Rectangle」一択です。
他に「Spectacle」「ShiftIt」などのアプリもありますが、更新が止まっているため、おすすめできません。Rectangleは、定期的にメンテナンスされています。
Rectangleには、有料版もあります。ただし、Windowsのようなウィンドウ操作だけが目的であれば、無料版でも充分です。
効率化を徹底的に追求したい方は、有料版をお試しください(10日間無料)。
≫ 有料版「Rectangle Pro」はこちら
ここからは、「Rectangle(無料版)のインストール方法と使い方」を解説します。
Rectangleをインストールする手順
「Rectangleの公式サイト」にアクセスしてください。
「DOWNLOAD」をクリックします。
ダウンロードした「Rectangle~~~.dmg」ファイルをブラウザから直接、または「Finder」の「ダウンロード」フォルダから開きましょう。
ダイアログが開きます。
「Rectangle.app」を「Applications」にドラッグしましょう。
アプリケーションフォルダに「Rectangle」が移動します。
ダウンロードした「Rectangle.dmg」ファイルは、不要なので削除しましょう。
デスクトップにイメージファイルが残っている場合は、「右クリック→取り出す」で消せます。
Rectangleの使い方
Launchpadかアプリケーションフォルダから「Rectangle」を開きましょう。
App Storeからダウンロードしていないので、開いても良いか聞かれます。「開く」をクリックしてください。
初めてRectangleを開くと、ショートカットの設定画面が開きます。
左下の「
」をクリックすると、他の動作のショートカットを設定できます。上部の「真ん中のアイコン」をクリックすると、ウィンドウをドラッグしたときの動作を設定できます。
Windowsに「Microsoft PowerToys」をインストールしているかどうかで変わりますが、デフォルトの設定は、Windowsとほぼ同じ操作感です。
上部の「右側のアイコン」をクリックすると、Rectangleの設定が開きます。
右下の「エクスポート」から設定の保存。「インポート」で設定の復元が可能です。初期値から設定を変更した場合は、いつでも復元できるように保存しておきましょう。
上記の設定画面で、「メニューバーにアイコンを表示しない」のチェックを外しておくと、メニューバーから簡単にショートカットを確認できます(ポインターでの操作も可能)。
操作に慣れるまではメニューバーに表示させるのがおすすめです。
デフォルトの設定では、ほぼWindowsと同じ感覚で操作が可能です。
違いはWindowsでは「Windowsキー」+「矢印キー」の組み合わせが多いですが、Mac(Rectangle)では、「Control」+「Option」+「矢印キー」の組み合わせが多くなっています。
デフォルトのキー配置だと使いづらいので、私は次のようにキー配置を変更しています。
このキー配置だと、「Control」と「Option」が隣になるので、Rectangleのショートカットが使いやすくなります。「Command」の位置も左端にいてくれた方が、Windowsの「Ctrl」キーと同じ感覚で使えます。
キーボードの設定方法についてはこちらをご覧ください。
Macのウィンドウを整列する方法|まとめ
- Macの標準機能「Spet View」は使いづらい
- 有料アプリなら「Magnet マグネット」がおすすめ
- 無料アプリは「Rectangle」一択
Macに標準で搭載されているウィンドウを整列する機能「Spet View」は正直、使いづらいです。
Macのみを使用している場合は、そこまで不便に感じないかもしれませんが、「Windowsも使う」または「使ったことがある」場合は、イライラさせられます。
操作性を向上させるには、サードパーティ製アプリが必要になります。
App Storeから入手できるアプリでおすすめなのは、Magnet マグネット。ただし、「Magnet」は高くはないとはいえ有料なので、お金を使いたくない場合は、「Rectangle」がおすすめです。
Rectangleのショートカットが使いづらい場合は、設定変更と合わせて、キー配置の変更も検討しましょう。