Macのウィンドウ操作に不満がお有りですよね。
特にWindowsを使ったことがある場合、ウィンドウがうまく整理できずにイラっとするかと思います。
私もそうでしたが、現在は解決しました。
この記事では、MacでWindowsのようにウィンドウを瞬時に整理する方法を紹介します。
- Macの標準機能を用いたウィンドウの整理方法
- 安心安全な有料アプリの紹介
- 無料アプリで一瞬でウインドウを並べる方法
Mac標準「Split View」で左右に並べる
Macの標準機能で左右にウィンドウを並べることは可能です。
しかし、操作性が良くないため、推奨はしません。アプリを増やしたくない人向けの方法です。
すでにこの操作方法を知っている方は、次に進んでください。
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2枚のウィンドウを、左右に並べる方法を解説します。
Split Viewの使い方
ウィンドウの左上にポインターを移動し、「緑の丸ボタン」の上でしばらく待機、または長押ししてください。
メニューが開き「フルスクリーン」「左にタイル表示」「右にタイル表示」が選べます。ここでは右に寄せたいので、「ウインドウを画面右側にタイル表示」を選択します。
ウィンドウが右側に寄り、左側に表示させるウィンドウが選べるようになります(複数ウィンドウを開いていた場合)。
「左側に表示させたいウィンドウ」をクリックしましょう。
左右に2つのウィンドウが並びます。
この状態を解除するには、左上の「緑の丸ボタン」の上でしばらく待機、または長押ししてください。
「ウインドウをデスクトップに移動」を選択すると、自由に移動できるようになります。
Split Viewが使いづらい理由
Split Viewを試すと、Windowsを使ったことがある方は、「めんどくさ!」と感じるかと思います。
上記と同じことをWindowsで行う場合は、「Windowsキー」+「左右矢印⇄キー」を押すか、ウィンドウをドラッグして画面の端にぶつけるだけです。長押しが必要なMacは煩わしいと感じます。
しかもフルスクリーンになってしまうので、ウィンドウを移動したい場合は、再び緑のボタンを長押しする必要があります。
最小化もできないので、一時的にしまうこともできません。
さらに、Split Viewで表示させた2枚のウィンドウのうち1枚をデスクトップに戻すと、残されたウィンドウはフルスクリーン表示になります。
残されたウィンドウを表示させるために、「Mission Control」に入る必要があります(Controlキーを押しながら上矢印キー)。
もっと簡単にウィンドウを操作したいあなたは、以下のアプリを試してみてください。
有料アプリ(App Storeから入手可能)
有料アプリの中でよく知られているのは次の二つです。
- BetterSnapTool (¥400)
- Magnet マグネット (¥490)
どちらもApp Storeからダウンロードが可能です。Appleが審査済のアプリなので、安心して使えます。
「BetterSnapTool」は日本語に対応していませんが、「Magnet マグネット」は日本語で使えます。
価格差は90円なので、英語が苦手な場合は「Magnet マグネット」の方がストレスなく使えるのでおすすめです。
私はお金を使いたくないので、無料アプリを使用しています。
「App Storeからダウンロードできなくても無料の方がいい」というあなたは、次に紹介する無料アプリをご覧ください。
無料アプリ(公式サイトからのみダウンロード)
無料アプリは「Rectangle」一択です。
他に「Spectacle」「ShiftIt」などのアプリもありますが、更新が止まっているため、おすすめできません。Rectangleは、定期的にメンテナンスされています。
Rectangleには、有料版もあります。ただし、Windowsのようなウィンドウ操作だけが目的であれば、無料版でも充分です。
効率化を徹底的に追求したい方は、有料版をお試しください(10日間無料)。
≫ 有料版「Rectangle Pro」はこちら
ここからは、「Rectangle(無料版)のインストール方法と使い方」を解説します。
Rectangleをインストールする手順
「Rectangleの公式サイト」にアクセスしてください。
「DOWNLOAD」をクリックします。
ダウンロードした「Rectangle~~~.dmg」ファイルをブラウザから直接、または「Finder」の「ダウンロード」フォルダから開きましょう。
ダイアログが開きます。
「Rectangle.app」を「Applications」にドラッグしましょう。
アプリケーションフォルダに「Rectangle」が移動します。
ダウンロードした「Rectangle.dmg」ファイルは、不要なので削除しましょう。
デスクトップにイメージファイルが残っている場合は、「右クリック→取り出す」で消せます。
Rectangleの使い方
Launchpadかアプリケーションフォルダから「Rectangle」を開きましょう。
App Storeからダウンロードしていないので、開いても良いか聞かれます。「開く」をクリックしてください。
初めてRectangleを開くと、ショートカットの設定画面が開きます。
左下の「
」をクリックすると、他の動作のショートカットを設定できます。上部の「真ん中のアイコン」をクリックすると、ウィンドウをドラッグしたときの動作を設定できます。
Windowsに「Microsoft PowerToys」をインストールしているかどうかで変わりますが、デフォルトの設定は、Windowsとほぼ同じ操作感です。
上部の「右側のアイコン」をクリックすると、Rectangleの設定が開きます。
右下の「エクスポート」から設定の保存。「インポート」で設定の復元が可能です。初期値から設定を変更した場合は、いつでも復元できるように保存しておきましょう。
上記の設定画面で、「メニューバーにアイコンを表示しない」のチェックを外しておくと、メニューバーから簡単にショートカットを確認できます(ポインターでの操作も可能)。
操作に慣れるまではメニューバーに表示させるのがおすすめです。
デフォルトの設定では、ほぼWindowsと同じ感覚で操作が可能です。
違いはWindowsでは「Windowsキー」+「矢印キー」の組み合わせが多いですが、Mac(Rectangle)では、「Control」+「Option」+「矢印キー」の組み合わせが多くなっています。
デフォルトのキー配置だと使いづらいので、私は次のようにキー配置を変更しています。
このキー配置だと、「Control」と「Option」が隣になるので、Rectangleのショートカットが使いやすくなります。「Command」の位置も左端にいてくれた方が、Windowsの「Ctrl」キーと同じ感覚で使えます。
キーボードの設定方法についてはこちらをご覧ください。
Macのウィンドウを整列する方法|まとめ
- Macの標準機能「Spet View」は使いづらい
- 有料アプリなら「Magnet マグネット」がおすすめ
- 無料アプリは「Rectangle」一択
Macに標準で搭載されているウィンドウを整列する機能「Spet View」は正直、使いづらいです。
Macのみを使用している場合は、そこまで不便に感じないかもしれませんが、「Windowsも使う」または「使ったことがある」場合は、イライラさせられます。
操作性を向上させるには、サードパーティ製アプリが必要になります。
App Storeから入手できるアプリでおすすめなのは、Magnet マグネット。ただし、「Magnet」は高くはないとはいえ有料なので、お金を使いたくない場合は、「Rectangle」がおすすめです。
Rectangleのショートカットが使いづらい場合は、設定変更と合わせて、キー配置の変更も検討しましょう。