MacとWindowsを両方使っているとキーボードの違和感すごくないですか?
タイプミスが増えて自分にイライラ…そんな経験ないでしょうか?
この記事では、MacでもWindowsでも快適に入力作業を行える設定をご紹介します。
入力しやすいように設定を変更してストレスを減らし、効率よく作業できる環境を手に入れましょう。
- JIS配列キーボード限定の内容になります。
- WindowsでMicrosoft IMEを使用中の方向けです。
- Google日本語入力を使用していても、キーボードのキー位置の変更は有効ですので、参考にしてみてください。
≫ Google日本語入力のインストールと設定についてはこちら
MacをWindowsに寄せる方法
Windows 10,11は、「Caps Lock」キーを単体で押すと半角/全角が切り替えられます。
Macでこれをできるように設定し、「Control」キーと「Caps Lock」キーの位置を変更します。
Caps Lockキーで半角/全角を切り替える
【macOS Monterey 12】以前の設定方法はこちらをクリック
上のメニューバー、アップルマークからシステム環境設定を開いてください。
キーボードを選択してください。
入力ソースタブのCaps LockキーでABC入力モードと切り替えるにチェックを入れてください。
これで[Caps Lock]キーを押すと半角/全角が切り替わります。
下に「長押しするとすべて大文字で入力できるようになります。」とありますが、Windows同様Shift + Caps Lockでも大文字/小文字の切り替えが可能です。
上のメニューバー、アップルマークから「システム設定」を開いてください。
(DockからでもOKです。)
- サイドバーから「キーボード」を選択
- 入力ソースの「編集」をクリック
- サイドバーの「すべての入力ソース」を選択
- Caps Lockキーで英字入力モードと切り替えるを「ON」
- 「完了」をクリックしてウインドウを閉じる
これで[Caps Lock]キーを押すと半角/全角が切り替わります。
下に「長押しするとすべて大文字で入力できるようになります。」とありますが、Windows同様Shift + Caps Lockでも大文字/小文字の切り替えが可能です。
Caps LockキーとControlキーの位置を変更する(交換する)
MacBookのキーボードは、「Control」キーがWindowsの「Caps Lock」キーと同じ位置にあります。
「Control」キーを「Caps Lock」キーに変更することでMacBookとWiindowsでそれぞれ違和感なくキー操作ができます。
【macOS Monterey 12】以前の設定方法はこちらをクリック
先ほど同様システム環境設定からキーボードを開きます。
キーボードタブの右下の修飾キーをクリックしてください。
キーボードを選択からお使いのキーボードを選択してください(外部キーボードを接続していない場合は選択ができません)。
MacBook本体の場合は下の画像の「Apple内蔵キーボード/トラックパッド」です。
単純に入れ替える場合は
- Caps LockキーをControl
- ControlキーをCaps Lock
に変更します。
こうすることでWindowsのCaps Lockキーと同じ位置のキーで、同じ操作が可能になります。
先ほど同様「システム設定」を開いてください。
- サイドバーの「キーボード」を選択
- 「キーボードショートカット」をクリック
- サイドバーから「修飾キー」を選択
- 「キーボードを選択」から「Apple内蔵のキーボード/トラックパッドを選択」(MacBookのキーボード)
※外部キーボードを接続中の場合、選択可
単純に入れ替える場合
- 「Caps Lockキー」→「Control」
- 「Controlキー」→「Caps Lock」
- 「完了」をクリックしてウインドウを閉じる
こうすることでWindowsのCaps Lockキーと同じ位置で、同じキー操作が可能になります。
WindowsをMacに寄せる方法
Macはスペースキー横の「英数」キーを押すと半角、「かな」キーを押すと全角になります。
これをWindowsで同じ位置にある「無変換」キーと「変換」キーにそれぞれ同じ動きをするように設定します。
『キーとタッチのカスタマイズ』を開く
Windows 11のキャプチャを使って解説します。
Windows 10は、こちらをクリック
右下の「あ」または「A」を右クリックしてください。
「設定」をクリックしましょう。
「キーとタッチのカスタマイズ」を選択してください。
タスクバーの通知領域(右下)の「A」または「あ」を右クリックして、「設定」をクリックしましょう。
「キーとタッチのカスタマイズ」をクリックしてください。
無変換キー/変換キーの設定
Windows 10は、こちらをクリック
「各キーに好みの機能を割り当てる」を「オン」にしましょう。
その下、「無変換キー」を「IME-オフ」にしてください。
その下の「変換キー」を「IME-オン」にします。
これで「無変換」キーがMacの「英数」キー(半角)、「変換」キーがMacの「かな」キー(全角)と同じになります。
設定を次のように変更してください。
- 「各キー/キーの組み合わせに好みの機能を割り当てます」→「オン」
- 「無変換キー」→「IME-オフ」
- 「変換キー」→「IME-オン」
これで「無変換」キーがMacの「英数」キー(半角)、「変換」キーがMacの「かな」キー(全角)と同じになります。
- 変換キーでの再変換について
-
上記の設定をすると、変換キーを使っての再変換ができなくなります。他のショートカットキーを使って再変換することになります。(Macみたいに2回押下で再変換できれば最高なんですけどね。)
例:[Windows]キー + [/]キー - 無変換キーでのカタカナ変換について
-
無変換キーでのカタカナ変換は、設定を変更しても可能です。MacとWindowsで共通の操作をするなら、[F7]キーでカタカナに変換できます。
- 変換キーでの変換について
-
変換キーでの変換も可能ですが、WindowsはMac同様スペースキーで変換ができるので、スペースキーでの変換に慣れることをおすすめします。
普段から変換キーで再変換していた方は使いづらいでしょう。
その場合は変換キーでの切り替えは諦めて、無変換キーでIMEのオン/オフを切り替えるなどいろいろ試してみてください。
Google日本語入力で設定をする場合は、こちらをご覧ください。
日本語入力のクセを揃える|MacをWindows風にする
個人的にはWindowsをMac風にしたいのですが今のところできないようなので、MacをWindows風に入力する設定に変えてみましょう。
【macOS Monterey 12】以前の設定方法はこちらをクリック
システム環境設定を開きましょう。
キーボードを選択します。
入力ソースタブから日本語を選択してください。
ライブ変換のチェックを外します(少し下にスクロール)。
Windows風のキー操作にチェックを入れます。
これで日本語入力時のキー操作はWindowsとほぼ同じになります。
個人的にはライブ変換は便利なので、チェックを入れてます。
Windowsで日本語入力をしていると、変換せずにEnterキーを押してしまいがちですが……
「システム設定」を開きましょう。
- サイドバーから「キーボード」を選択
- 「編集」をクリック
- サイドバーから「日本語」を選択
- 「ライブ変換」のチェックを外す
- 「Windows風のキー操作」にチェック
- 「完了」をクリックしてウインドウを閉じる
これで日本語入力時のキー操作はWindowsとほぼ同じになります。
「Windows風のキー操作」にチェックを入れると、変換候補から確定するのに「Return」キー1回で確定できます(外すと2回)。
その代わり「Contorl」+「K」(全角カタカナ)や「Contorol」+「:」(半角英数)といった、ショートカットでの変換ができなくなります。
個人的にはライブ変換は便利なので、チェックを入れています。
Windowsで日本語入力をしていると、変換せずにEnterキーを押してしまいがちですが……
Windows/Mac両対応キーボードに変えてみる
私はWindowsとMacでそれぞれキーボードを用意して、物理的に入れ替えて使っていました。
『Windows用のキーボードでMac』『Mac用のキーボードでWindows』を操作することはできますが、操作性が悪いので、2つのキーボードで対応していました。
単純に面倒なので、「1台のキーボードで両方使えるのないのかな?」と思いまして、探してみたらありますね。
最初は『iClever』の無線キーボードとマウスを切り替えスイッチを使って、Windows/Mac兼用で使用していました。
現在は、ロジクールの「MX KEYS mini」と安物の「テンキー」、マウスは「MX ERGO」のセットで作業しています。
MXシリーズのように《Logicool FLOW》に対応していると、Windows ⇔ Mac間のシームレスな切り替えができて非常に便利です(テンキーの切り替えは手動)。
両対応キーボードは下記の設定をすることで『WindowsのCtrlキー』と『MacのCommandキー』の位置を同じにすることが可能です。
[Ctrlキー]と[Commandキー]の位置を同じにすると、よく使う[Ctrl] + [C] や [Ctrl] + [V]などが同じキー操作でできます。
※Wireless Receiver(無線キーボード)を例に記述しています。
Windowsの「Ctrl」キーとMacの「Command」キーの位置を同じにする方法
【macOS Monterey 12】以前の設定方法はこちらをクリック
システム環境設定のキーボードを開いてください。
キーボードタブの右下の修飾キーをクリックしてください。
キーボードを選択から『使用中の両対応キーボード』を選択
ControlキーをCommandに
CommandキーをControlに変更します。
「システム設定」を開いてください。
- サイドバーの「キーボード」を選択
- 「キーボードショートカット」をクリック
- サイドバーの「修飾キー」を選択
- 「キーボードを選択」から「使用中の両対応キーボード」を選択
- 「Controlキー」→「Command」
- 「Commandキー」→「Control」
- 「完了」をクリックしてウインドウを閉じる
兼用キーボードは「Macでは使わないけど、Windowsでは必要」「Windowsでは使わないけど、Macでは必要」なキーがあるので、『ゴチャッ』とした印象があります。
しかし、同じキー操作で同じことができるメリットの方が大きいです。
MacとWindowsの兼用キーボードは、こちらにまとめています。
まとめ|キー操作をなるべく同じにすることで快適に
今回試したのは以上です。
なるべく同じ位置のキーで同じ動きをしてもらえると快適ですよね。
以上、『違和感なく半角/全角を切り替える方法と違和感なく日本語入力する方法』でした。