【JPT1】レビュー|古いスピーカーやコンポ、ヘッドホンをBluetooth接続

JPT1レビュー_アイキャッチ

JPT1】は有線接続しかできない機器と、Bluetooth機器をワイヤレスで接続するために使います。

なんでこれを買ったかというと、お気に入りのスピーカーを復活させたかったからです!リモートワークで自宅で作業する時間が増えて、スマホやパソコンに入っている音楽を手軽に聴きたい。有線接続は面倒……でもこの古いスピーカーで聴きたい。

そこで調べてみると『Bluetoothレシーバー』とやらを使えば、古いスピーカーにBluetoothで接続できるらしい。スピーカーだけでなく、有線接続のヘッドホンに使えば、Bluetoothヘッドホンに変身させる事も可能。おまけにテレビにつなげば、Bluetoothイヤホンで音声が聴けるなど、使い方はたくさんあります。

こんな便利なものを知らなかった自分に怒りを覚えるくらいです。買おうとすると、同じような機器がたくさんあります。

グラント

どれを買ったらいいのか分からない……

Amazonで検索してみると、JPT1はレビュー数が1万件を超えている人気商品。でも中華ブランドくさくて、怪しい……中国の企業かと思って検索してみると、JPT1を販売している【JPRiDE】というブランドは日本の企業でした。

『レビュー1万件越えってどうせサクラでしょう。』って思って、さくらチェッカーで調べてみると、さくらチェッカーでも合格買わない理由がなくなったので、JPT1を購入しました。結果はJPT1を選んで正解でした。

ここでは実際に使ってみて分かった『JPT1を使うメリット/デメリット』『JPT1でできること』を解説しています。

\有線機器をBluetooth接続/

目次

JPRiDE JPT1 スペック表

ブランドJPRiDE
製品名JPT1
接続/対応機器3.5mmステレオミニプラグ端子を持つ各種機器
RCA端子を持つ各種機器
Bluetooth 対応機器 ※スマホ通話やビデオ会議では使用できません
接続台数同時接続:2台
ペアリング:送信モード 4台・受信モード 8台
コーデック送信モード:aptX・aptX LL・SBC
受信モード: AAC・SBC
サイズ43.8mm x 43.8mm x 12.4mm
重量18g
バッテリー内蔵充電式リチウムポリマー:250mAh
送信モード:約13時間 連続運転
受信モード:約12時間 連続運転
価格
2023年3月19日時点
¥3,580
保証1年間(30日間、返品無料)

【JPT1】の特徴

良いところ
  • 小さくて軽い
  • トランスミッターとレシーバーの1台2役
  • 2台同時接続が可能
  • 付属品が充実
  • 丁寧で分かりやすい説明書
  • 安い
気になるところ
  • 送信モードと受信モードを切り替えて使用すると、ペアリングがリセットされる
  • 対応プロファイルは『A2DP』 のみ(通話は不可)
  • 複数接続時のコーデックはSBC

外箱|梱包内容

ダンボール感、満載の外箱です。バーコード付きの【メーカー正規品】と書かれたステッカーが貼られています。安心感がありますね。

JPT1 外箱
JPT1 外箱の蓋を開けたところ
梱包内容
  • JPT1 本体
  • 説明書(日本語)
  • 充電ケーブル(Micro-USB)
  • 3.5mm ステレオケーブル(AUX端子用ミニプラグ)
  • ステレオケーブル(RCA端子用)
  • アフターフォローや補償についての用紙
JPT1 梱包内容

JPT1でできること

JPT1でできることは下記の2つです。

それぞれ解説します。

送信モード(TXモード)

Bluetoothトランスミッターとして利用するモードです。

テレビやパソコン、ミニコンポ、ラジカセなどを有線で『JPT1』と接続し、Bluetooth対応のイヤホンやスピーカーなどに音声を出力します。

最大2台のBluetooth機器へ同時出力できるため、深夜に二人で、大音量で映画を見たり、ライブ映像を見たりできるようになります。

\二人で映画鑑賞するのにピッタリ/

受信モード(RXモード)

Bluetoothレシーバーとして利用するモードです。

スマホやパソコンなどのBluetooth機器とJPT1をワイヤレスで接続し、Bluetooth非対応のヘッドホンやスピーカーに音声を出力します。

Bluetooth非対応のお気に入りのヘッドホンやスピーカーで、手軽にスマホやパソコンに入っている音楽を聴けるようになります

車に外部入力用のAUX端子があれば『ドライブ中にスマホの音楽を楽しむ』なんて使い方も可能です。

\お気に入りの有線機器をワイヤレス化/

JPT1を使うメリット/デメリット

メリットとデメリットを具体的に見てきましょう。

小さくて軽い

本体サイズは〔43.8mm x 43.8mm x 12.4mm〕、重量は〔18g〕とコンパクトでとても軽いです。

今となっては伝わる人が限られますが、iPod shuffleのような使い方ができます。iPod shuffleの第4世代は〔29.0mm x 31.6mm x 8.7mm〕、重量〔12.5g〕でクリップ付きです。

JPT1はiPod shuffleをひと回り大きくしてクリップを無くしたような感じです。iPod shuffleは2017年に販売を終了しているので、話題が古いですよね……

何が言いたいかというと、Bluetooth非対応のお気に入りのイヤホンと『JPT1』を接続することで、ワイヤレスイヤホンとして使えるようになります。バッテリーに関しても、受信モードで約12時間も使えるので安心です。

グラント

本体が小さくて軽いので、ポケットに入れても気になりません。

気に入ってたけど、Bluetoothに対応していないから使わなくなったあの子を復活させられます。残念なところは通話ができません。スマホやパソコンと接続する際はご注意ください。

「iPodをBluetooth化する」なんて使い方もできますよ。

iPod shuffleと比較したかったのですが、行方不明でして……100円玉と比較してみました。サイズ感が伝わるとうれしいです。

JPT1と百円玉を比較(1)
JPT1と百円玉を比較(1)

\超軽量コンパクト/

トランスミッターとレシーバーの1台2役

JPT1はトランスミッター(送信)とレシーバー(受信)の2つの使い方ができますが、モードを変更するとペアリングが削除されてしまいます。

例えば、テレビにつないでワイヤレスイヤホン(A)で映画をみます。→その次に、有線スピーカーにつないでスマホの音楽を聴きます。→その後、もう一度テレビにつないでワイヤレスイヤホン(A)でミュージックビデオを見るとします。

この場合

  1. ワイヤレスイヤホン(A)とJPT1をペアリング(トランスミッター)
  2. スマホとJPT1をペアリング(レシーバー)
  3. ワイヤレスイヤホン(A)ともう一度ペアリング(トランスミッター)

3回ペアリングする必要があります。

送信モードと受信モードを切り替えると、ペアリングリストが削除され、毎回ペアリングの作業が発生してしまいます。ペアリングは簡単にすぐできると言っても面倒です。

ペアリングできる台数はトランスミッター(送信モード)の場合は4台、レシーバー(受信モード)の場合は8台です。

仮に4台ペアリングしても、モードを変更してしまうと、すべてペアリングがやり直しになってしまいます。トランスミッター専用またはレシーバー専用として使うのがおすすめです。

TXモード・RXモードの切り替えスイッチ
モードを切り替えて使用すると、
ペアリングリストが削除される
グラント

頻繁にトランスミッターとレシーバーの両方を使用するなら、2台で運用する方が快適に過ごせます。

\トランスミッター or レシーバー専用としての使用がおすすめ/

2台同時接続が可能

JPT1は2台同時にBluetooth接続が可能です。送信モード(TXモード)で使用するときは、2台同時に出力できますが、受信モード(RXモード)のときは、最初に再生された端末のみ出力されます。

2台同時に接続できることのメリットは、以下の2点です。

  • 1台の端末から出力した音声を二人で共有できる。
  • 2台の端末から出力した音声を接続を切らずに、一つのスピーカーやイヤホンで聴ける。

二人で共有できる

1台の端末から出力した音声を二人で聴きたい場合、スピーカーなら問題なく聞けますが、イヤホンやヘッドホンならどうでしょうか?

イヤホンやヘッドホンが、有線タイプなら分岐ケーブルを使えば同時に聴けますが、Bluetooth接続の場合は、1台にしか出力できません。

例えば、iPhoneの場合は『イヤホン + キーボード + マウス』など複数接続は可能ですが、音声出力は1台のみになります。複数のイヤホンをBluetoothで接続しても音声を聴けるのは、その中の1台のみです。

JPT1を使用すれば、2台のBluetoothイヤホンでふたり同時に聴けるようになります。ふたりで映画やミュージックビデオなどを大音量で楽しめます

\有線なら分岐ケーブルでもOK/

接続を切らずに聴ける

1台しか接続できないBluetooth機器で、違う端末に接続する場合、「接続中の端末を切断」してから、新たに「接続したい端末に接続」する必要があります。

2台、同時接続ができると

  1. 接続中の端末を切断する。
  2. 違う端末と接続する。

という2工程を省けます。

\2台 同時接続が便利/

付属品が充実

充電ケーブルも入出力用のケーブルも付属しているので、何も買い足すことなく、すぐに使用できます

充電アダプターは付属していませんが、スマホで使っているアダプターを併用したり、パソコンから充電したりすれば、購入する必要はありません。

グラント

パソコンもアダプターも用意できなければ別途、充電アダプターを購入しましょう。

\充電アダプターは別途必要/

私が使用してみて気になったのは、入出力に使用するステレオケーブルが短いこと。受信モード(RXモード)で使用する際に、接続したスピーカーなどのAUX端子が機器の背面にあると、長さが足りずにJPT1が操作しやすい場所に配置できません。

付属しているケーブルの長さは、3.5mmステレオミニプラグの長さが約135mmRCAケーブルの長さが約260mmです。長さが足りないのであればオーディオケーブルを購入しておきましょう。

3.5mm ステレオケーブルの長さ
3.5mm ステレオミニプラグの長さ
RCAケーブルの長さ
RCAケーブルの長さ
3.5mm ステレオケーブルとRCAケーブルの合計の長さ
3.5mm ステレオミニプラグ + RCAケーブル

\長さが足りなければオーディオケーブルが必要/

丁寧で分かりやすい説明書

JPT1説明書の目次
説明書の目次

説明書は日本語で書かれていて、内容も非常に丁寧です。使い方はとてもシンプルなので迷うことは少ないですが、説明書に細かく書かれているのは安心感があります。

ちなみに説明書はこちらから見ることも可能です。

グラント

説明書を紛失しても、捨てちゃっても安心です。

JPRiDE正規店で購入すれば、安い

価格は現在(2023年3月)¥3,580で購入できます。

Amazon』『楽天市場』『Yahoo!ショッピング』それぞれに正規店が出店しているので、タイムセールやクーポンなどで値下げ額が変わることはありますが、どこで買っても同じ価格で買えます。

※『楽天市場』『Yahoo!ショッピング』では、定価より高い価格で販売しているショップがあるので注意してください。【JPRiDE】正規店で購入しましょう。

JPRiDE正規店

補足|注意事項

対応プロファイルは『A2DP』

JPT1が対応しているプロファイルは『A2DP』のみです。A2DPは音楽用のステレオ音声を伝送するためのプロファイルで、通話はできません

ちなみに、通話するためのプロファイルは『HSP』または『HFP』です。

複数接続時のコーデックはSBC

apt-XやAACに対応している機器に接続しても、複数接続時はSBCに自動で切り替わります。

SBCでも音質が素晴らしい機器はありますが、音にこだわりのある方は注意が必要です。「ハイレゾしか聴けない!」みたいな、こだわり派でなければ、気になる音質低下や遅延はありません。

JPT1:対応コーデック
  • 送信モード:apt-X・apt-X LL・SBC
  • 受信モード: AAC・SBC

JPRiDEってどんなメーカー?

【JPRiDE】(ジェーピーライド)というブランドをご存知でしょうか?私は『JPT1』を購入するまで知りませんでした。

JPRiDEは「マジに良い音を。安く。」というコンセプトで開発・商品化をしている『株式会社エムピートレーディング』が運営している日本のブランドです。中華ブランドではありません。

JPRiDEについて書こうと準備していたのですが、公式サイトの文章が好きなので、ここで多くを語るのはやめておきます。

JPRiDEのブランドコンセプトに関してはこちらに詳しく書かれています。

【JPRiDE】創業者の想い

『JPRiDE』というブランド名に込めた想いが書かれています。特にハードロック・ヘヴィメタル好き、バンド経験がある人には刺さる内容なので、ぜひ読んでみてください。

\JPRiDEの製品購入ページはこちら/

【JPT1】まとめ

  • 小さくて軽いので、携帯に便利
  • トランスミッターとレシーバーの2つの使い道があるが、どちらかの専用器として使用するのがおすすめ
  • 2台同時に接続ができるため、二人で楽しめる
  • 付属品が充実していて、すぐに使える
  • 日本語で分かりやすい説明書が付属していて安心
  • 安くて買いやすい価格だが、通話はできないので注意

私はレシーバー機能のみを使っているので満足していますが、「1台2役」を期待して購入すると、ペアリングが面倒で人によってはイライラするので注意しましょう。

『二人で大音量で映画を見たい』『古いスピーカーやヘッドホンをワイヤレス化したい』という方にはおすすめです。

グラント
板金設計/筐体設計・板金加工歴17年の現役エンジニアです。

精密機器メーカー → FA機器メーカー → 加工メーカー×2 → 現在は、装置メーカー(プラント関係)にて、設計やモデリング・製図・NCデータの作成を主にやっています。

メインツールは『SOLIDWORKS/SheetWorks』

製造業で働く皆なさまが、収入アップを実現できるように、当サイト【グラント】を運営。
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