Mac版のマカフィーは、ちょくちょくトラブルが起きます。
Windowsはノートラブルで使えているので、「Windows専用か?」と思いたくなるほどです。
この記事では、今まで経験した「トラブルを解決した方法」を解説しています。
インストールに関しては、マカフィーの公式サイトやお使いのサービスのサイトに解説があるので、そちらを参照してください。
私は『マカフィー for Plala マニュアル』を参照しながら、インストールしました(公式サイトより分かりやすい)。
≫ McAfee公式サイトはこちら
ファイアウォールを有効にできない場合
見落としがちな箇所を2点、紹介します。焦らずいきましょう。
フルディスクアクセス
【macOS Monterey 12 以前】の設定方法はこちらをクリック
メニューバーの左上、リンゴマークからシステム環境設定を開いてください。
(Dockから開いても大丈夫です。)
セキュリティとプライバシーを開いてください。
プライバシータブからフルディスクアクセスを選択してください。
下記5つにチェックが入っているか確認してください。
- VShieldScanner
- VShieldTaskManager
- GenUtility
- fmpd
- VShieldScanManager
チェックが入っていない場合は左下のカギを外してチェックを入れてください。
(Touch IDまたはパスワードを入力する必要があります。)
チェックを入れ終わったらもう一度、カギをクリックしてください。
メニューバーの左上、アップルマークから「システム設定」を開いてください。
「プライバシーとセキュリティ」から「フルディスクアクセス」を選択しましょう。
下記の6つがONになっているか確認してください。
- fmpd
- GenUtility
- McAfee Network Extension
- VShieldScanManager
- VShieldScanner
- VShieldTaskManager
ONにするにはTouch IDまたは、パスワードが必要です。
ダウンロードしたアプリケーションの実行許可
【macOS Monterey 12 以前】の設定方法はこちらをクリック
先程と同じ手順でシステム環境設定 → セキュリティとプライバシー → 一般タブを開いてください。
「ダウンロードしたアプリケーションの実行許可:」の部分の「App Storeと確認済みの開発元からのアプリケーションを許可」のラジオボタンを選んでください。
《アプリケーション”McAfeeSystemExtensions.app”システムソフトウェアの読み込みがブロックされました。》
と、表示されている場合は左下のカギを外します(Touch IDまたはパスワードの入力が必要)。
『許可』ボタンをクリック → もう一度、カギをクリックします。
先程と同じ手順で、「システム設定」 →「 プライバシーとセキュリティー」を開きましょう。
「セキュリティ」の部分まで、下にスクロールします。
「ダウンロードしたアプリケーションの実行許可」の
「App Storeと確認済みの開発元からのアプリケーションを許可」のラジオボタンを選んでください。
《アプリケーション”McAfeeSystemExtensions.app”システムソフトウェアの読み込みがブロックされました。》
と表示されている場合は、「許可」をクリックしましょう(Touch IDまたは、パスワードの入力が必要)。
以上の内容を確認の上、マカフィーを起動してファイアウォールを有効にしてみてください。
フィルタリングを求めています → 許可
ファイアウォールを有効にしようとすると
《“McAfeeSystemExtensions”がネットワークコンテンツのフィルタリングを求めています》
と表示されることがあります。その場合は『許可』を選択してください。
よく読むと『許可しない』をクリックしたくなりますが、『許可』をしないとファイアウォールが有効にできません。
リアルタイムスキャンを有効にできない場合
リアルタイムスキャンが有効にならない場合は、「VShieldScanManager」をいったん削除してから、再度追加します。
手順は以下のとおりです。
メニューバーの左上、アップルマークから「システム設定」を開いてください。
「プライバシーとセキュリティ」から「フルディスクアクセス」を選択します。
「VShieldScanManager」選択して、「ー」をクリックしてください(Touch IDまたは、パスワードが必要)。
「+」をクリックしましょう。
[Command]+[Shift]+[G]キーを押し、「/usr/local/McAfee/AntiMalware」を入力して移動します。
「VShieldScanManager」を選択して、「開く」をクリックしてください。
最後に、フルディスクアクセスの「VShieldScanManager」が「ON」になっているか確認しましょう。
ここまで完了したら、マカフィーを起動してリアルタイムスキャンを有効にしてください。
どうしても、ファイアウォールやリアルタイムスキャンが機能しない場合は、McAfeeの「カスタマーサービス」に問い合わせましょう。
更新が途中で止まる場合
更新が途中で止まって、再起動もできなくなってしまいました……
いろいろやってみた結果、マカフィーの再インストールで直りました。
今回のトラブルの内容を要約すると、次のとおりです。
- 「製品の新しいバージョンを利用できます」と、ポップアップが表示される。
- 「更新」をクリック
- メニューバーのマカフィーのアイコンがグレーに
- コンソール(McAfeeのアプリ)を開いてみると、問題なし
- 『更新中だからか』と思いしばらく放置
- あまりにも遅いので再起動してみる
- 更新が途中で止まっていて、再起動できず……
再起動しようとすると、「インストール進行中」というアプリが終了できず、「Command」+「Option」+「ESC」で強制終了してみるも、効果なし……
アプリを強制終了できない場合は ”Macの電源を強制的に切る” と、Appleのサポートページには書いてあります。
がしかし、再起動しようとすると、”Macが起動できなくなる~~うんぬん” と表示されるから怖くてできない……
App を強制的に終了できない場合は、Mac を再起動してみてください。Apple メニュー >「再起動」の順に選択します。
Mac が再起動しない場合は、Mac の電源を強制的に切ってください。
引用:Mac で App を強制的に終了する方法 – Apple サポート
マカフィーの更新が途中で止まったことで、こんなことになっているなら、マカフィーがなくなれば直るのでは?
ということで、アンインストールしてみたら直りました(Macの電源切らなくてよかった)。
マカフィーの再インストール方法
アンインストールの方法は、「Finder」を開いて「アプリケーション」フォルダ内の、マカフィーの「アンインストーラー」をダブルクリックして、起動します。
アンインストーラーが起動したら、「続行」をクリックしてください。
パスワードを求められたら、入力して、しばらくお待ちください。
「また固まったか?」と思う瞬間もありますが、終わるまで待ちましょう。
再インストールは、「McAfee」のサイトにログインして、利用しているデバイスを選択して、「再インストール」してください。
≫ マカフィーのダウンロードはこちら
McAfeeのサイトを開いたら、右上の「サインイン」をクリックして、サインインしてください。
「ダウンロードとデバイス」をクリックします。
使用しているデバイスのタブを選択して、「再インストール」をクリックしてください。
設定は一度やっているので、表示される指示どおりにインストール作業を行うだけです。
インストール方法を知りたい場合は、「こちら」が分かりやすいです。
≫ インストール方法の解説はこちら
ポップアップの「更新」ボタンは押さない方がいい
ポップアップから更新しようとして、失敗しましたが、コンソールからの更新は成功しました。
このポップアップが表示されたら、「後で」をクリックしてください。
コンソールからの更新方法
更新するには、「コンソール」を起動しましょう。
コンソールの起動は、思っている以上に時間がかかります。おとなしく待ちましょう。
「更新」をクリックします。
「開始」をクリックしてしばらくお待ちください。
この方法での更新は、うまくいきました。
再インストールすることになると面倒なので、私はポップアップの「更新」ボタンは押さないようにしています。
VPNをオンにするとネット回線の速度が遅くなる
ここに記載してあることを試せば、一時的にはストレスなく使えるようになります。
しかし、しばらく経つとまた遅くなったり、一部のWebサイトに繋がらなかったりします。
その場合は、VPN接続を「オフ」にして、もう一度「オン」にすると復活します。
正直面倒なので、「必要なとき(フリーWi-Fiを使用するとき)だけオンにする」使い方がおすすめです。
VPNをオンにしたら、ブラウザの動きが鈍い…… ←これを直すには「仮想の位置情報」を「日本」にします。
私は、遅さに耐えきれず、「MacでVPN使うのは諦めよう」と思ったら、Windows版のマカフィーの設定画面を見て思いつきました。
Windows版のマカフィーには、仮想の位置情報に「最適な場所」を選べるようになっています。
最適な場所がどこになっているかというと、「日本」です。
Macでも、日本にしましょう。
マカフィーの「コンソール」を起動します。起動には時間がかかるので、しばらくお待ちください……
「ホーム」タブから「セキュアVPN」を選択してください。
左下の「カギ」のアイコンクリックしてロックを外します。
パスワードを入力して、「OK」をクリックしましょう。
「仮想の位置情報」から「Japnan」を選択して、ロックしてから閉じてください。
これで異様な遅さは解消されます。
通知ウインドウが閉じられない
マカフィーの通知ウインドウが閉じられない……
そもそも何の通知かも不明……
結論、ダークモードが原因でした。
ライトモードにすると、通知の内容と、「閉じる」ボタンが表示されます。
ダークモードだと、「通知内容が表示されない」「閉じられない」というのは、どうなんでしょう?
マカフィーさん、早く直してください。