SOLIDWORKSで設計中に「やっぱりこの部品を使いたい」からアセンブリ内の部品を交換したい時ってありますよね。
そんな時は『構成部品置き換え』を使うと便利です。
同じ要素を持つ部品と置き換える
合致に使用している要素が同じ部品と置き換えるとエラーが出ないため、非常に簡単で手間もかかりません。
例:『コンフィギュレーションの保存』で作成した部品と置き換えた場合。
部品のコンフィギュレーションについてはこちら
ヒンジを他の部品と交換してみます。
交換対象の部品を右クリックして『構成部品置き換え』またはメニューバーから[ファイル → 置き換え]を選択します。
右クリックしても『構成部品置き換え』がない場合は下の[∨]をクリックすると出てきます。
使用する部品を開いている場合は『次を使用』から部品を選択します。
『次を使用』に使用する部品がない場合は『参照』から部品ファイルを選択します。
使用する部品を選択したらOKボタンをクリックしましょう。
『合致を再度追加』にチェックを入れていると合致エンティティのPropertyManagerが開きます。
今回の例ではエラーはなく、プレビュー表示にも問題がないので、OKボタンをクリックすれば置き換えが完了します。
同じ要素がない部品と置き換える
合致に使用している平面や円など、要素が置き換え前の部品と違う場合は合致エンティティでエラーが出るため合致を再度追加する必要があります。
『置き換え』時に合致エンティティでエラーが出る場合
- 合致エンティティに[?]マークが出ている項目はエラーになります。
- 置き換える部品に新しい合致を追加しましょう。
全ての[?]マークが解消したらOKボタンをクリックしましょう。
[?]マークが残っているとエラーが出ます。大規模なアセンブリではエラーの原因を突き止めるのが大変なので、この時点でエラーが出ないようにしておくことをおすすめします。
まとめ|部品の交換は『構成部品置き換え』が便利
- 交換したい部品を右クリック → 構成部品置き換えを選択
- 置き換えに使用する部品を選択(合致を再度追加にチェックを入れる)
- 合致を確認し、[?]マークが出ている部分は合致を追加する
アセンブリ内の部品を交換するときは『構成部品置き換え』を使うとどこでエラーが出るのかが分かりやすく、編集もしやすいです。『部品を削除 → 挿入』よりも楽なので活用してください。
今回は置き換えについてでした。
それでは。