【3Dconnexion/CadMouse】の設定方法・使い方|買ってからやること

3Dconnexion CadMouseの設定方法_アイキャッチ

3Dconnexionの説明書は、英語版しかありません。私は英語がよく分かりません。いや、全然分かりません。
≫ CadMouse Pro Wirelessの説明書はこちら

ここでは、私と同じように英語が苦手な方でも分かるように、ドライバーのダウンロードからインストール、設定方法などを解説します。

「CadMouse Pro Wireless」を使って、「OSはWindows」で解説しています。有線モデルには不要な情報もあるかと思いますが、ご了承ください。

英語のPDFファイルを翻訳して読みたい場合は、こちらの記事をご覧ください。↓

「CadMouse Pro Wireless」のレビュー

\3D CADに最適なマウス/

\有線モデル/

\コンパクトモデル/

\左利き用/

\マウスパッド/

目次

Windowsに3Dconnexionのドライバーをインストール

マウスの電源を入れてUSBレシーバーかケーブルをパソコンに挿入すると、マウスを使える状態にはなります。戻る・進むボタン、スマートスクロールなど、マウスとして普通に機能します。

普通に使えますが、CadMouseの真価を発揮できないためドライバーをインストールしましょう。

ドライバーのダウンロードページはこちら

Windowにインストールしたいので、ダウンロードページから、「Windowsの3DxWere」をクリックします。

Windowsの3DxWareをクリック

クリックすると、下にダウンロードボタンが現れます。

「64ビット用」と「32ビット用」2種類のボタンがあるので、インストールするパソコンのビット数と同じ方をクリックしてダウンロードしてください。

64ビットまたは32ビットのボタンをクリックしてダウンロード

Windows 11は64ビットしか存在しません。

Windows 10でビット数を確認する方法は、こちらをクリック

スタートメニューから「設定」を選択します。

スタートメニューを開く

システム」をクリックしてください。

システムをクリック

サイドバーから「詳細情報」を選択します。

システムの種類」の部分に『〇〇ビットオペレーションシステム』と表示されます。〇〇の部分で、32BITか、64BITか分かります。

詳細情報のシステムの種類を確認

ダウンロードしたファイルを直接ブラウザから開くか、エクスプローラーを開いて「3DxWare—.exe」をダブルクリックしてください。

エクスプローラーを開く
3DxWare.exeをダブルクリック

インストールを実行します」をクリックしましょう。

「インストールを実行します」をクリック

ダイアログが開くので、「はい」をクリックしてください。

「はい」をクリック

インストールが終わるまでしばらく待ちます。

3DxWareインストール中

インストールが完了すると、ブラウザが開いて製品の登録を促されます。

サポートや保証を受けるために登録はした方が良いですが、必須ではありません。あとで登録できるので、いったん無視してもOKです。

製品の登録画面はスキップしてOK

「閉じる」をクリックしてインストール作業は終了です。

イントーラーを閉じる

WindowsにBluetoothでペアリングする方法

パソコンがマウスを検出できるように、以下の手順で準備します。

  1. マウス底面のスイッチを「オン」にする。
  2. モードを「Bluetooth」にする。
  3. Pairing」ボタンを押す。
Bluetooth接続するためのマウスの操作

タスクバーのBluetoothのアイコン」をクリックして、「Bluetoothデバイスの追加」を選択します。

Bluetoothデバイスの追加を選択する

Bluetoothアイコンを表示させる方法は、こちらをご覧ください。

タスクバーに「Bluetoothアイコン」が表示されていない場合は、以下の手順で設定からも開けます。

設定アプリから開く方法
【Windows 10】の設定アプリから、Bluetoothの設定を開く
  1. 「スタート」(Windowsアイコン)をクリック
  2. 「設定」を選択
  3. 「デバイス」をクリック
【Windows 11】の設定アプリから、Bluetoothの設定を開く
  1. 「スタート」(Windowsアイコン)をクリック
  2. 「設定」を選択
  3. 「Bluetoothとデバイス」をクリック

Bluetoothの設定が開いたら、「デバイスの追加」をクリックしましょう(Windows 10では「Bluetoothとその他のデバイスを追加する」をクリック)。

設定アプリのBluetoothとデバイスからデバイスの追加をクリックする

Bluetooth」を選択してください。

Bluetoothをクリック

CadMouse Pro Wireless」をクリックします。表示されない場合はもう一度、マウスの「Pairing」ボタンを押してください。

CadMouse Pro Wirelessをクリック

「接続済み」になっていれば成功です。「完了」をクリックして閉じましょう。

完了をクリックして閉じる

マウスの基本設定/詳細設定

設定アプリを起動します。

ホーム画面が立ち上がっている場合は「設定」をクリック。または、スタートメニューから「3Dconnexion Settings」を選択して起動します。

ホーム画面から設定を選択
ホーム画面
スタートメニューから3Dconnexion settingsをクリック
Windowsのスタートメニュー

マウスの設定をするには、左上から「CadMouse」を選択します。

CadMouseを設定する

最初に表示される設定画面でできることは、「接続方法とバッテリー残量の確認」と「ポインターの速度調整」のみです。

設定画面の概要

詳細設定」をクリックして、マウスの動作についてさらに細かく設定します。

詳細設定をクリック

詳細設定でできることは下記の4つです。

  • 「加速」を有効/無効
  • 「スマートスクロール」の有効/無効
  • ホイールのスクロール量
  • ポーリングレートの変更

簡単に各機能を解説します。

マウスの動き「加速」

「加速」とは、マウスを速く動かすと、少しのマウスの移動でポインターを遠くまで移動することが可能になります。反対に、マウスをゆっくり動かすと精密な操作ができます。

加速を有効にすると、右下に警告が出ます。3Dconnexionとしては、有効にするのを推奨していないようですね。個人的には、加速に慣れた方が作業スピードが上がるのでおすすめです。

Smart Scrolling「慣性スマートスクロール」

スマートスクロールは、ホイールを速く回転させたときに、しばらくスクロールが続きます。長いページをスクロールする際に便利です。

ホイールスクロールサイズ「スクロール量の調整」

ホイールを回転させたときのスクロール量を調整します。スマートスクロールと合わせて、お好みの量に設定してください。

ポーリングレート(接続時)

ポーリングレートとは、「マウスがパソコンに情報を送信する頻度『1秒間に送信する回数(Hz)』」を表しています。簡単に言うとマウスの精度です。

数字が大きくなるほどポインターが滑らかに動きます。数字が小さくなるとカクカクした動きになります。

CadMouseの詳細設定

ボタンの割り当て方法

CadMouseは高度な設定ができるのですが、ここでは一般的によく使う、以下の3点について解説します。

設定画面の「ボタン」をクリックしてください。

ボタンをクリック

アプリの機能を割り当てる

設定したいアプリを立ち上げてください。その状態でCadMouseの設定画面に戻ると、アプリの名前が表示されています。

ここではブラウザ(Edge)の設定をしてみます。

Microsoft Edgeのデフォルトの状態

デフォルトでは「戻る・進む」に設定されているサイドボタンを「タブの切り替え」に変更してみましょう。

  1. 『サイドボタン』の「」をクリック
  2. 『Microsoft Edge』の「」をクリック
  3. 『Settings and more』の「」をクリック
Microsoft Edgeの設定を表示させる

Next tab」を選択してください。

Next tabを選択

同様にもう一つのサイドボタンに「Previous tab」を割り当てると、サイドボタンでEdgeのタブの切り替えができるようになります。

サイドボタンでタブの切り替えをする設定
サイドボタンでタブの切り替え

ショートカットキーを割り当てる

ブラウザ(Edge)で「新しいタブを開くショートカット」をホイールのボタンに割り当ててみましょう。

WHEEL」のデフォルトでは「中ボタン機能」になっている部分をクリックしてください。

ショーカットキーを割り当てたいところをクリックする

ショートカットの入力を促されるのでキーを入力します。

[Ctrl]キーを押しながら、[T]キーを押します。

ショートカットキーを割り当て完了
ホイールボタンで新しいタブを開く

ブラウザに戻ってホイールのボタンを押すと、タブが開くのを確認してください。

ラジアルメニューの割り当て

ラジアルメニューをカスタマイズしてみましょう。

他のマウスと差別化できる部分ではありますが、ラジアルメニューは『ジェスチャーボタンをクリック → マウスを動かす』という2アクション必要になります。よく使う機能よりも、そこそこ使う機能を割り当てると便利です。

  1. ジェスチャーボタンの「」をクリック
  2. 下にスクロールして「新規ラジアルメニュー」を選択
新規ラジアルニューを作成する

名前をつけたり、メニューの数を選んだりできますが、割り当て方は「アプリの機能を割り当てる」「ショートカットキーを割り当てる」と同じやり方です。

ラジアルメニューの説明

設定を保存する

設定した内容を保存しておきましょう。もし誤って初期設定に戻してしまっても、お気に入りの設定を復元できます。

設定の保存は、設定画面の「詳細情報」から「設定を出力」を選択します。

「詳細情報」をクリックして「設定を出力」を選択

保存内容を選択できますが、一部だけ保存する理由がないので、「全て選択」にチェックを入れて「OK」をクリックしましょう。

全て選択にチェックを入れてOKをクリック

保存場所を選んで、名前を付けて保存します。

保存場所を選択して名前を付けて保存
設定の復元

保存した内容を復元するには、「詳細情報」から「設定を入力」を選択します。保存したファイルを開くと設定内容が復元できます。

設定の復元は「詳細情報」から「設定を入力」を選択

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グラント
板金設計/筐体設計・板金加工歴17年の現役エンジニアです。

精密機器メーカー → FA機器メーカー → 加工メーカー×2 → 現在は、装置メーカー(プラント関係)にて、設計やモデリング・製図・NCデータの作成を主にやっています。

メインツールは『SOLIDWORKS/SheetWorks』

製造業で働く皆なさまが、収入アップを実現できるように、当サイト【グラント】を運営。
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